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フリーランスエンジニアの単価相場と単価を上げる方法

フリーランスエンジニアを志す方々にとって、一つの案件につき、どの程度の収入を得られるのか?ということは、とても気になる問題かと思います。

そこでフリーランスエンジニアの単価相場について調べてみました。単価をあげるために必要な努力についても記載しています。会社員からの独立を考えているエンジニアの方も、ぜひ参考にしてください。

フリーランスエンジニアの単価相場はどれくらい?

弊社TechReachに登録されている案件から、2022年4月現在のフリーランスエンジニアの単価相場を算出してみました。

プログラミング言語ごとの相場

閲覧者や時間帯によって、表示される内容が変わる動的なコンテンツ作成に向いているPHPのスキルが求められる案件は、月あたり約70万円です。

また、AIが関わる機械学習や、Webアプリ開発などで使われるPythonの知識が必要な案件は、月あたり約82万円です。同じくWebアプリ開発に使われ、ツールを用いればiOSやAndroidアプリの開発にも使えるRubyの場合、月あたり約83万円となっています。

その他、処理速度が早くOSや組み込み系によく使われるC言語は、月あたり約60万円ほどが相場です(すべて自社調べ)。

ポジションごとの相場

Webページのユーザーが触れる部分を担当するフロントエンドエンジニアは、月あたり約80万円。システムで使うハードウェアを選んで導入したり、セキュリティなどを担当するバックエンドエンジニアは、月あたり約84万円です。

また、システムやインターネットに必要なサーバーやネットワークの設計や構築、運用、保守を担うインフラエンジニアは、月あたり約73万円が相場です。顧客の要求を踏まえた情報システムを開発するシステムエンジニアの場合は、月あたり約66万円です(すべて自社調べ)。

会社員からフリーランスになる際に必要な年収とは

フリーランスと会社員の収入を考えた際、額面の手取りで比較する方も多いかと思います。しかし、実際には会社負担の所得税や住民税など額面に現れない差があります。

例えばフリーランスの場合、有給休暇がありません。有給休暇は勤務の開始から半年が経過した時点で10日分付与されます。そして1年ごとに日数が増えていき、最大で20日分になります。

完全週休2日制の企業で有給をフル活用すれば、およそ11ヵ月の労働で12ヵ月分の給料を受け取れる計算です。

また、会社員の社会保険料は企業が半分負担してくれています。さらに会社員には残業代や休日出勤の手当て、退職積立金などの存在もあります。

これらの点を踏まえると、フリーランスで会社員と同じだけの収入を得るには、現在の3割から5割増しの手取りを得る必要があります。

フリーランスエンジニアが単価を上げるには

フリーランスエンジニアは、他人の評価で給与が決まる会社員に比べ、頑張り次第で収入をアップさせやすい働き方です。ここでは単価を上げるために、どのような手段があるか見ていきましょう。

スキルアップを図り対応可能範囲を広げる

対応できる業務が増えれば、それにともなって単価を上げられる可能性が高まります。

例えば、Webページでユーザーが触れる部分を担当するフロントエンドエンジニアが、システムで使用するハードウェア選びやその導入、セキュリティなどを担うバックエンドエンジニアの業務もカバーできれば、対応できる範囲に見合う給与を得やすいでしょう。

エンジニアの範囲外のことでも、Webデザインといった親和性の高いスキルを身につけることで、企業からの評価が高まる可能性もあります。

クライアントの要望を満たし期待に応える

常に指示されたことにしっかりと取り組み、クライアントの要望を満たし続けると徐々にクライアントとの信頼関係ができてきます。そこでさらにコンスタンスにクライアントの期待以上の結果を出すことができれば、単価アップの交渉もしやすいはずです。

例えば、自分の担当以外の部分にも着手したり、業務の効率を高めて生産性を上げるプログラムを組んだりすれば、クライアントからの信頼も厚くなることでしょう。

できる範囲でかまわないので、プラスアルファの行動に努めていきましょう。

中長期案件の場合は単価交渉も検討する

半年間など、中長期的なプロジェクトの場合、作業工数が増えそうな時期や、業務に慣れて生産性が高まりそうな時期も出てきます。こうしたタイミングは、単価交渉をするチャンスです。

企業からすれば、フリーランスに仕払う単価を上げるということは大きな決断です。それなりの理由がなければ、まず同意してもらえないでしょう。

しかし逆にいえば、通常の月よりも作業工数が増えていたり、より効率よく仕事に取り組めているという事実があれば、それを根拠に交渉を進めることができます。

プロジェクトに関わるメンバーが減って、自分が任される作業が重くなったときや、対応しなければならない分野が広がった際なども、単価交渉に向いているタイミングといえます。

案件を依頼しやすいフリーランスの特徴

フリーランスとして安定した収入を得るには、案件の依頼が継続して入ることが重要です。また業務量が増えれば、それだけ単価交渉もしやすくなります。ここでは企業から見て、どういったフリーランスに案件を依頼しやすいのかまとめてみました。

業務内容・範囲の理解が早い

一を聞いて十を知るといったことわざのように、業務の内容や範囲をすぐに理解し、詳細に説明をせずに済む人材は依頼を受けやすい傾向にあります。企業からすれば、業務に取りかかってもらう前段階の負担が小さいからです。

業務内容の分野に精通していると信頼ができ、仕事のクオリティにも期待ができるため、自然と依頼が増えやすくなります。

質問が的確

クライアントが非エンジニアの場合、指示が具体的にできていないケースも考えられます。そのような際、的確な質問ができるエンジニアは重宝されます。

クライアント自身もしっかりと把握できていない要望を、質問によって洗い出すことができればプロジェクトの仕様が明確になります。

クライアントの期待値とエンジニアの認識のズレをなくし、満足してもらえるような成果物につなげるためにも、自分が取り組むべき業務はどのようなことなのか、端的に質問できるようにしておきましょう。

対応可能な範囲が広い

誰しも、あそこに行けば大抵のものが手に入る、と思い浮かべる商業施設が一つはあるかと思います。それと同じように、この分野に関することであれば、大抵あの人が対応してくれる、と企業が期待できる人材になれば、フリーランスエンジニアとしての依頼が舞い込みやすくなります。

エンジニアとしての得意分野が複数ある人物や、複数のポジションをフレキシブルに兼任できるような人も企業からの依頼を受けやすいといえます。

エンジニアとしてのスキルを磨きながら依頼しやすい人材を目指そう

社会保険などの面も考慮すると、フリーランスエンジニアが会社員と変わらない生活を送るには、手取り収入を3割から5割ほど増やす必要があります。

まずは、与えられた案件をしっかりとこなして、企業と信頼関係を構築するといった当たり前のことからはじめてみてください。並行してスキルアップに励み、対応できる範囲が増えていけば自然と依頼数につながってくることでしょう。

安定して案件を受注できるように、ぜひご自身のエンジニアとしての需要を高める努力をしてもらえればと思います。

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