ITエンジニアとして独立を考えている方に向けて、ITエンジニアの種類と仕事内容を紹介していますので、ぜひご覧ください。
ITエンジニアの業種は「情報通信業」
業種とは、事業の種類を表します。法人が事業を営む際は、日本標準産業分類にも定められている職業分類により定められ、個人が事業を営む際は、地方税法などで定められた事業となり、法定業種とも呼ばれます。ITエンジニアは、企業が事業を営む場合、情報通信業となり、個人が事業を営む場合は、業種は「ない」と判断される場合が多いようです。
以下、ITエンジニアが主に活躍する業種と主な仕事内容を解説します。
ITエンジニア（情報通信業）の主な仕事内容
業種が情報通信業に位置するITエンジニアの主な仕事は、情報通信業に関する仕事です。情報通信業の仕事は、更に情報業、放送業、情報サービス業、インターネット付随サービス業、映像・音声・文字情報制作業の5つに分類されます。情報業はインフラなどに関する事業で、インフラエンジニアが活躍します。放送業は、無線、有線などを通して情報発信をする事業で、放送系のシステム開発をおこなうエンジニアが活躍します。情報サービス業は、情報処理やシステム開発をおこなう事業で、ITエンジニアの多くが活躍しています。インターネット附随サービス業はインターネットを用いたサービスを提供する事業で、こちらも多くのITエンジニアが活躍しています。映像・音声・文字情報制作業は映像や音声を制作し、情報発信をする事業で、インターネット上で配信する場合は、ITエンジニアの仕事があるでしょう。
ものづくり系エンジニア（製造業）の主な仕事内容
家電などに組み込まれたソフトウェアの開発をおこなったり、家電などをインターネットに繋いだり、といった仕事の他にも、DX化などにより基幹システムや業務用システム、アプリケーションなどの開発といった業務まであります。
金融系エンジニア（金融業）の主な仕事内容
金融業界のサービス、プラットフォームのインターネット化に伴い、基幹システムや業務用システム、アプリケーションなどの開発といった業務や、セキュリティ対策の仕事があります。
ITエンジニアの種類
ITエンジニアの職種を開発エンジニア、WEBエンジニア、インフラエンジニア、その他と分類し紹介します。
開発エンジニア
IT関係のシステムやソフトウェアを開発するエンジニアから、以下3つの職種を紹介します。
システムエンジニア（SE）
クライアントの要望に基づいてシステムやソフトウェアの仕様を決め、設計をする職種です。プログラマーの管理や、できあがったシステムやソフトウェアのテストまでが業務範囲です。
以下の記事でシステムエンジニアについて更に詳しく解説していますので、興味ある方はご覧ください。
＞＞SE（システムエンジニア）とはどのような職業？仕事内容や年収をわかりやすく紹介！
プログラマー
システムエンジニアが作成した設計に基づき、プログラミング言語を用いて開発をおこなう職種です。
以下の記事でシステムエンジニアとプログラマーについて更に詳しく解説していますので、興味ある方はご覧ください。
＞＞システムエンジニア（SE）とプログラマー（PG）の5つ違いを徹底解説
アプリケーションエンジニア
WEBアプリケーション、スマートフォン向けアプリケーション、デスクトップアプリケーションなどアプリの開発、保守、運用をおこなう職種です。
以下の記事でアプリケーションエンジニアについて更に詳しく解説していますので、興味ある方はご覧ください。
＞＞アプリケーションエンジニアの仕事と年収｜役立つ資格も紹介
Webエンジニア
WEBに特化したエンジニアをWEBエンジニアと言います。WEBエンジニアのなかから以下の2つの職種を紹介します。
フロントエンドエンジニア
WEBサイトやWEBアプリケーションの制作において、ユーザーが見たり、触れたりする部分を担当する職種です。開発は主に、HTML、CSSやJavaScript、PHPなどのプログラミング言語を用います。
以下の記事でフロントエンドエンジニアについて更に詳しく解説していますので、興味ある方はご覧ください。
＞＞フロントエンドエンジニアとは？仕事内容や求められるスキル、将来性を解説
バックエンドエンジニア
WEBサイトやWEBアプリケーションの制作において、ユーザーが使用するPCやスマートフォンと、サーバーとのやり取りに関する部分を担当する職種です。開発は主に、Java、C#、GO言語などのプログラミング言語を用います。
以下の記事でバックエンドエンジニアについて更に詳しく解説していますので、興味ある方はご覧ください。
＞＞バックエンドエンジニアはフリーランスを目指せる？必須の知識やスキルを解説
インフラエンジニア
パソコン、ネットワーク、ストレージ、サーバーといったITインフラに関わる3つの職種を紹介します。
サーバーエンジニア
サーバーとは、ネットワーク上にあるデータ保管庫のことで、サーバーの設計、構築、運用、保守をおこなう職種です。
以下の記事でサーバーエンジニアについて更に詳しく解説していますので、興味ある方はご覧ください。
＞＞サーバーエンジニアはフリーランスでも大活躍！案件単価や実情などをご紹介
ネットワークエンジニア
ネットワークとは、複数のパソコン、スマートフォン、タブレットなどの端末やサーバーなどをつなぐ職種です。
以下の記事でネットワークエンジニアについて更に詳しく解説していますので、興味ある方はご覧ください。
＞＞フリーランスのネットワークエンジニアの年収は？おすすめの資格や将来性もご紹介
データエンジニア
データを分析するための情報を整理したり、情報基盤を設計、構築、運用、保守などをおこなう職種です。
以下の記事でデータエンジニアについて更に詳しく解説していますので、興味ある方はご覧ください。
その他
その他のエンジニアを3つ紹介します。
社内エンジニア
社内SEともいい、仕事内容はシステムエンジニアと似ていますが、システムエンジニアが他社のシステムやソフトウェアを対象とするのに対し、社内SEは自社のシステムやソフトウェアに携わる職種です。
セールスエンジニア
製品やサービスの提案をするという営業的な仕事や、営業職を技術的にサポートする仕事、購入や導入に関する相談窓口になったり刷る職種です。
フルスタックエンジニア
フルスタックエンジニアは上記で解説してきた職種のほとんどを対応領域とするエンジニアのことです。フロントエンド開発、バックエンド開発、インフラ開発などすべてに対応可能です。
以下の記事でフルスタックエンジニアについて更に詳しく解説していますので、興味ある方はご覧ください。
＞＞フルスタックエンジニアとは？仕事内容や必要なスキルについて解説
ITエンジニアに必要なスキル
上記で解説してきたようなITエンジニア職すべてにおいて必要なスキルを解説します。
ITの基礎知識
当然のことですが、コンピューター、インターネット、ネットワーク、サーバーなどITに関する基礎知識は必須です。
プログラミングスキル
ITエンジニアの主な仕事の一つがプログラミング言語を使いプログラミングをしたり、その知識を用いて提案をおこなったりすることです。数多くあるプログラミング言語をすべて扱える必要はありませんが、自分の仕事に必要なプログラミング言語には精通しておいた方がよいでしょう。
コミュニケーションスキル
クライアントへの説明や提案、開発チームとのコミュニケーションなどコミュニケーションスキルは欠かせません。
情報収集力
IT業界は、OSやソフトウェアなどのバージョンアップや仕様変更があったり、新しい技術が登場することが頻繁にあるため、情報の収集は欠かせません。
ITエンジニアはフリーランスとして活躍できる？
IT業界は人手不足のため、求人が多くあります。またこれまで紹介してきたように、多くの職種があるため、自分に合った職種や働き方から案件を探すこともできるでしょう。まずは副業としてフリーランスを初めてみる際にもおすすめできます。
フリーランスとして独立をする際は、以下の記事を参考にしてみてください。
＞＞エンジニアはフリーランスとして独立できる？メリット・デメリットや独立しやすいタイミングを徹底解説
まとめ
この記事では、ITエンジニアという仕事について以下のことを解説してきました。
・ITエンジニアの業種は「情報通信業」
・ITエンジニアの種類
・ITエンジニアに必要なスキル
・ITエンジニアはフリーランスとして活躍できる？
自分に合ったITエンジニア職をさがす参考としていただけたら幸いです。
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