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フリーランスエンジニアに名刺は必要?入れたい項目や作り方を紹介

フリーランスエンジニアにこれからなろうとしている方は、名刺を作るべきか否かについての判断もしにくいと思います。そこでこの記事では、フリーランスエンジニアが名刺を作るメリットや、名刺作成時に気を付けたいこと、名刺の作り方などを紹介しています。名刺を作るか否かの判断材料にもなるかと思いますので、ぜひともご確認ください。

フリーランスエンジニアに名刺は必要

フリーランスエンジニアも社会人となるため、ビジネスマナーとして名刺は必要なものです。クライアントと対面しない事業をおこなっている場合でも、クライアントといつ面会するか分かりません。また、新規案件の営業や商談で初めて相手と会う際に名刺を持っていないと、人によっては失礼だと感じることもあるでしょう。

名刺を作ることが面倒だと感じる方もいらっしゃると思いますが、これらの理由から簡略的なものでも良いので名刺を作成することをおすすめします。また、名刺を作成することにより、以下のようなメリットもあります。名刺作成のメリットについても確認しておきましょう。

営業ツールの一つとなる

フリーランスエンジニアの名刺の場合、「フロントエンド、バックエンドエンジニア」「Webデザイナー兼フロントエンドエンジニア」「AWS認定Solutions Architectプロフェッショナル保有」などといった肩書きや資格を記載することで、相手にアピールすることが可能です。

これらのような実績や肩書きを持っている方は相手の印象に残りやすくなるので、名刺交換をしたクライアントが新規案件などで人材を探す際の候補にも挙がりやすくなるでしょう。また、名刺のデザインや内容にオリジナリティを出すこともできるので、営業戦略として名刺を作成することができます。

「社会人のマナーとして名刺を持っているだけ」という認識を、「営業ツールの一つとして名刺を持っている」に変えることで、他人と会うときの意識も変わり、相手が名刺から受け取る印象も変わってくるかと思います。フリーランスエンジニアは自分から仕事を獲得していくスタンスが基本になるため、少しでも仕事が獲得しやすくなるよう、名刺にもこだわったほうが良いでしょう。

簡単に自己紹介できる

詳しくは後述しますが、名刺には自分の基本的な情報を記載できるので、簡単に自己紹介を終わらすことが可能です。自己紹介がすぐに終わることで商談などに割く時間が増えるため、お互いにとって深みのある話もしやすくなるでしょう。

また、肩書きや実績が記載されている名刺が手元にあることで、相手側は余計な確認などもしなくて済むようになります。名刺を作るデメリットは制作にかかる時間や金銭以外はないかと思いますので、この記事をきっかけにぜひとも検討してみてください。

フリーランスエンジニアの名刺に入れたい項目

フリーランスエンジニアの名刺に入れたい項目を8つお伝えします。

屋号・氏名

屋号とは、個人事業主が運営している個人事業の名前のことです。個人事業主の屋号は法人の「⚪︎×株式会社」のような法人名(商号)に該当します。しかし、屋号は法人名と違い必ずつけるものではなく、個人事業主が任意に定めるものになっています。

屋号がある方は屋号と氏名、屋号がない方は氏名だけの記載で大丈夫です。氏名の近くにはローマ字かカタカナも表記して、名刺を受け取った方にも分かりやすい配慮をしておきましょう。

肩書き

肩書きとは、会社員の方などの名刺でよく目にする役職名や職種名、部署名のことです。フリーランスエンジニアの場合は「バックエンドエンジニア」「データサイエンティスト」「インフラエンジニア」などの職名や、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)が主催をする、スキルレベル4の難関資格「システムアーキテクト」「ITストラテジスト」「エンベデッドシステムスペシャリスト」などを記載しても良いでしょう。

また、個人事業主の肩書きには「代表取締役」や「取締役」などの法人で利用される役職名を利用することができません。フリーランスエンジニアなどの個人事業主は「代表」や「店長」「所長」などの肩書きになるので注意しましょう。

住所

名刺に住所を記載することによって、相手が受け取る信用度は高くなります。そのため、なるべくなら記載をしたい項目になりますが、住所を記載していない方もいらっしゃいます。フリーランスエンジニアの方は自宅を事業所の所在地としている方も多いため、強い抵抗感を抱いた場合は住所の項目を作らなくても良いでしょう。

電話番号・メールアドレス

電話番号とメールアドレスもできれば記載しておきたい情報です。事業所の電話番号がある方は、事業所の番号を記載することで信用度が上がる可能性がありますので、そちらを記載しておいたほうが良いでしょう。事業所電話番号を持っていて外出が多い方は、携帯電話の番号を記載するか転送サービスを利用することをおすすめします。

事業所の電話番号がない場合は、携帯電話番号を記載しましょう。また、個人用と事業用で携帯電話を同じものにしたくない場合、事業用の固定電話か携帯電話を契約したほうが良いでしょう。

メールアドレスについては、可能であればGmailやYahoo!メールのようなフリーメールではなく、独自ドメインのメールアドレスを準備したほうが信用度が増加します。事業用のホームページを開設すれば、無料で独自ドメインのメールアドレスを作れるWebサーバーもありますので、うまく活用してください。

ホームページ・SNS

事業用のホームページを持っている方やGitHubなどを活用している方は、それらのURLを記載しましょう。SNSのアカウント情報については、個人用ではなく事業用で運用している場合のみ記載したほうが良いかと思います。また、ホームページやSNSを手軽に確認できるよう、QRコードを名刺に記載しておくと親切です。

経歴・実績

フリーランスエンジニアとの仕事を検討しているクライアントは、経歴や実績を重視する傾向があります。そのため、経歴や実績も名刺に記載してアピールするとよいでしょうまた、資格を保有している場合も積極的に名刺に記載しましょう。経歴や実績などが多く、名刺としての情報量が多すぎると感じた場合は、URLやQRコードを記載することもおすすめです。

顔写真・似顔絵

人間は文字情報よりも絵や写真などの情報のほうが印象に残りやすくなっているため、顔写真や似顔絵を名刺に記載することも良い戦略と言えます。また、これらを利用することで、好印象を持たれたり、名刺を見ただけで対面したときの顔を思い出してもらいやすくなるといったメリットもあります。顔写真や似顔絵は名刺に必要なものではありませんが、差別化を図るためにも検討するべき項目と言えるでしょう。

特技・趣味

特技や趣味などの情報を載せることで親しみやすさが増し、会話が盛り上がるきっかけになるかもしれません。また、相手も自分と同じ趣味や特技を持っていた場合、共通認識があることで好印象を抱くということも証明されています。特技や趣味で人柄を表すこともできるため、記載したいと思った方は名刺に付け加えるようにしましょう。

個人情報は必須?

名刺に記載する個人情報について、深掘りをして解説します。

電話番号とメールアドレスがないと不信感を与えかねない

クライアントと仕事をする以上、連絡をするにはやり取りが発生します。そのため、名刺に電話番号やメールアドレスといった連絡手段に関する情報を掲載しないと、相手に不信感を与えかねません。

可能であれば両方とも記載するほうが好ましいですが、電話番号に抵抗感がある場合、少なくともメールアドレスだけは記載するようにしてください。また、上述したようにメールアドレスは独自ドメインのほうが信用度が高くなります。フリーランスエンジニアとして収入を得るためには、クライアントの存在が欠かせません。仕事をしていくためには割り切ることも重要です。

住所の記載があると安心感を与えられる

住所は記載しなくても良いものだと説明しました。しかし、自分がクライアント側だとしたら、取引をしようとしている事業者の所在が不明だと、一抹の不安を抱く可能性はないでしょうか? 

事業運営を少しでもよくしたいのであれば、住所を記載し相手に安心感を与えたほうが良いでしょう。自宅兼事業所の方の対応策としては、コワーキングスペースやバーチャルオフィス(事業所の住所のみを貸し出すサービス)の登録などが挙げられます。

個人情報の記載がある名刺とない名刺を用意する

個人情報の記載がある名詞とない名刺を用意して、状況によって使い分けることも良いでしょう。例えば、仕事につながる可能性のある方には個人情報がある名刺を渡し、交流会などで仕事につながる可能性が低く、社交辞令として名刺交換をする場合は個人情報がない名刺を渡すといった方法です。

名刺交換をした情報が悪用されることは考えたくありませんが、状況に応じて名刺を使い分けることで不利益を未然に防ぐこともできるでしょう。

名刺の作り方

名刺の作り方を2つお伝えします。

自分で作る

PhotoshopやExcel、Wordなどが扱える方であれば、自分で一から名刺を作成することができます。また、無料と有料の名刺作成ソフトも多数ありますので、それらのツールを利用すれば簡単に名刺を作ることも可能です。無料ソフトでは、ラベル屋さんらくちんプリント3.0Canvaなどがあり、有料ソフトでは、夢ぷりんと15my名刺倶楽部フォト名刺倶楽部7などがあります。

自宅にプリンターがあれば印刷も自分でできますが、名刺としてのクオリティを上げるのであれば、印刷会社を利用したほうが良いでしょう。インターネット注文で完結するサービスは多くありますので、【名刺 印刷】などのキーワードでブラウザ検索をしてみてください。

外注する

費用はかかってしまいますが、名刺を外注して作成することも可能です。クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサービス、ココナラのようなスキルマーケットでは費用が安く済む傾向があります。また、名刺作成を専門にしている企業や個人事業主のサービスでは、形や色、紙質などのオーダーメイドができるところもあります。クオリティを重視する方は、これらのサービスを検討してみましょう。

名刺を作成して営業に役立てよう!

フリーランスエンジニアが名刺を作ることで、社会人としてのビジネスマナー以外にも、営業ツールとしても利用できるメリットが生まれます。作るまではおっくうに感じるかもしれませんが、エンジニアの方であれば、やり始めるうちに名刺作りにも集中していくのではないでしょうか? この記事をご参考いただき、ぜひとも名刺作りを検討してみてください。 

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