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システムエンジニア(SE)とプログラマー(PG)の5つ違いを徹底解説

システムエンジニアとプログラマー、二つの職種は一見似ていますが、実は多くの違いがあります。業務内容、年収、キャリアステップなど、5つの主要なポイントでそれぞれの特性や求められるスキルを明らかにします。IT業界でのキャリア選択を考える際、2つの職種の違いを正確に理解するのはとても重要です。自分に合った道を見つけたい方、将来の方向性を確立したい方へ、両職種の魅力と違いを徹底解説します。

システムエンジニア(SE)とは

システムエンジニアは、ソフトウェア開発プロジェクトの設計者です。

ソフトウェア開発の目的をクライアントとのヒアリングをもとに具体化して、開発目的をITシステムでどのように実現するのか、広範なIT知識・業務知識を活かして設計し、プログラマーやインフラエンジニアなどへつなげます。

また、できあがったソフトウェアをテスト環境や本番環境へ組み込み、システムとしての動作を検証して実際にクライアントへ納品するまでのクオリティを担保します。実際の納品や本番稼働に立ち会い、システムが正常に稼働できて初めてSEの仕事は一区切りとなります。

システムエンジニア(SE)の仕事内容

システムエンジニアは、顧客要望を聴取し、ソフトウェアを設計して開発を進めます。具体的には以下の工程を含みます。

 

  • ヒヤリング:顧客が実現したい内容を聞き取るだけでなく、顧客の業務や使っているシステムなども詳細に把握します。顧客の業界や業務の知識があるとより効果的にコミュニケーションでき、顧客の信頼も得られやすいでしょう。
  • 要件定義:顧客のおこなっている業務フローやすでに導入しているシステムなども考慮したうえで、顧客の要望を実現するための最適なシステムがどのようなものか、具体的な要件を挙げていきます。矛盾なく、ITシステムとしての構成しやすさなども考慮したうえで、システムのあるべき姿を文書化します。顧客の要望とずれていないか、顧客とともにレビューをおこない、ずれがないことを確認していきます。
  • 基本設計:システムの概要やデザインなど、システムの備える機能や画面などを具体的に文書化します。すべては要件定義に沿っておこない、およその作業工数や必要となるコンピューターの性能、調達する必要のある機器などが明らかになっていくため、予算やスケジュールの作成にも影響します。基本設計までは顧客と密接にコミュニケーションを取りながら、要望とのずれがないか検証できますが、以降の工程は顧客説明や修正が困難になるため、基本設計の段階までに間違いがないかをよく確認する必要があります。
  • 詳細設計:システムの内側でどのような処理をおこなうか、データの処理方式やアルゴリズム、ユーザーインタフェースをどう作るかなどの詳細を詰めていきます。細かい動作条件なども定め、チームメンバーがシステム各部の動きを誤解なく想定できるレベルまで文書化します。
  • テスト:システム完成後、詳細設計で定めたとおりの動作をするかどうかを検証します。テスト項目は多岐に及ぶため、効率よくかつ漏れなく機能をテストするための計画を策定し、テストが必要な項目を定めます。今回開発するシステムや連携する他システムを含めた全体の動作を詳細に確認し、間違いは記録し、デバッグをおこないます。企業によっては専門のテスターが担当する場合もあります。

プログラマー(PG)とは

企業組織では、仕様書・設計書などコンピューターにおこなわせたいタスクは、まず文書として表現されます。

プログラマーは設計書などの文書を読み解き、実際のコンピューターで動作するように、プログラミング言語でコーディングし、コードの品質を担保します。

複雑なプログラム全体を機能やデータ処理の観点から細分化し、モジュールやサブモジュールと呼ばれる小規模な部分に分けることで、プログラマーチームがそれぞれのセクションを担当して効率的に開発をおこないます。

プログラマー(PG)の仕事内容

プログラマーは、仕様書・設計書に基づき、実際にプログラムのコードを書きます。

仕様が確定しているからと言って、プログラマーがただコードを書くだけで良いわけではありません。むしろ、仕様を満たしつつも、以下のようなさまざまなクオリティを向上させることが求められます。

 

  • 最適な処理手順の選択:与えられた仕様に基づいて、最も効率的で適切な処理手順を選択するのが重要です。例えば、アルゴリズムの選択やデータ構造の最適な利用などが含まれ、プログラムの実行速度やメモリ使用量を最適化します。
  • 処理性能の向上:プログラムの処理速度や応答性を高めるのが重要です。例えば、並列処理や非同期処理を活用して、プログラムのスムーズな動作を実現します。
  • 保守しやすさ:長期間にわたってプログラムを維持・管理するためには、保守性が高いコードを書く必要があります。適切なモジュール化やコメントの追加、分かりやすい変数・関数の命名などが含まれます。理解しやすいコードは、他の開発者がコードを修正・拡張しやすくなります。
  • テストしやすさ:プログラムの品質を保証するためには、適切な動作テストをおこなう必要があります。プログラマーはテストを実施しやすいコード構成に配慮します。

 

したがって、プログラマーは単にプログラムが動作するだけでなく、上記のような要素を考慮し、プログラム全体の品質を向上させる専門性を持つ必要があります。

また、開発したプログラムのパーツ単位やひとまとまりのプログラムをテストし、期待どおりの動作をするか確認し、必要に応じてバグの修正(デバッグ)するのもプログラマーの職責です。

システムエンジニア(SE)とプログラマー(PG)の5つの違いを解説

システムエンジニアとプログラマーは、重なっている領域もありますが、職責は異なるため、求められるスキルセットなども異なります。

以下、5つの観点から違いを見ていきましょう。

業務内容

システムエンジニアとプログラマーの役割は大きく異なります。

システムエンジニアとプログラマーの業務内容は、システム開発工程の役割に基づいており、システムエンジニアはクライアントからのヒアリングから設計まで、プログラマーは設計をもとにした開発からテストまでを主に担当します。

一方で、システムエンジニアとプログラマーの間には明確な境界があるわけではなく、企業やプロジェクトによってはシステムエンジニアがプログラマーの業務を担当する場合もあります。

年収

職種平均年収
システムエンジニア569万円
プログラマー426万円

 

出典:厚生労働省『賃金構造基本統計調査』

上記の調査によれば、システムエンジニアの平均年収は569万円に対して、プログラマーの平均年収は426万円となっています。つまり、近い技術領域内でも職種によって平均給与に140万円ほどの差があることが浮き彫りになっています。

調査結果は、単に技術スキルの有無だけでなく、役割や責任の違いが給与に影響を及ぼしていることを示唆しています。

具体的な金額に興味のある方は、弊社テックリーチでのシステムエンジニア・プログラマー向けの案件を以下からご覧になれます。なお、弊社の案件情報に記載の金額は年収ではなく月単価となっております。

 

 

給与差が生じる主な要因は、役割の複雑さと関与度の違いです。

システムエンジニアは、システム全体の設計や他システムとの接続、プロジェクトのマネジメントなど、幅広い業務に関与するため、高度な専門知識とリーダーシップスキルが求められます。一方で、プログラマーは主にコーディングやテストなど、より特定のタスクに従事するケースが多いため、システムの全体像を把握する必要が少ない傾向にあります。

なお、システムエンジニアの年収に関して詳しくは下記の記事も参考にしてください。

参考記事:システムエンジニア(SE)の平均年収は?システムエンジニアに必要なスキルも徹底解説

スキル

システムエンジニアとプログラマーに求められるスキルは、重なっている領域もありますが、明確に異なる部分が多々あります。

システムエンジニアは、クライアントや他部署と関わるため高いコミュニケーション能力、システムを設計できるITスキル、プロジェクトを進行させる管理能力が問われます。

プログラマーは、プログラミングはもちろん、プログラムを読んで間違いを探し修正するスキル、効率的なコードを書く能力、チーム内コミュニケーション能力が必要になります。

以下、詳しくご紹介します。

システムエンジニア(SE)に求められるスキル

システムエンジニアの役割は、お客さまの要望を正確に理解し、システムに落とし込む業務を主に担当します。

 

  • コミュニケーション能力:SEはクライアントのニーズを正確にヒアリングし、自らの設計案を分かりやすくチームに伝える必要があります。形のないものを聞いて理解し、具体的に分かり易く表現できるスキルは、円滑なコミュニケーションに欠かせません。
  • システム全体を俯瞰する力:SEは、システム全体の構造や動きを理解し、全体としてクライアントの望んだ方向性とマッチしているかの検討が不可欠です。クライアントのニーズを理解したうえで開発するシステムの全体像を見極めるために、設計から運用・保守に至るまでの幅広いITシステム知識が求められます。
  • プロジェクト管理能力:開発の進捗状況を的確に把握し、クライアントや他部署との連携を取り、進捗の遅れを未然に防ぐために必要です。遅れやトラブルが生じた際には迅速に舵取りする能力も要求されます。
  • 文章作成能力:文書は、システム開発の重要な情報共有手段であり、設計書、計画書、議事録、顧客とのコミュニケーション、スケジュール、進捗報告、など、目的や対象者に合わせて適切な文書を作成する能力が重要です。

プログラマー(PG)に求められるスキル

プログラマーは主にシステムやソフトウェアの実際のプログラム部分の構築をおこなう役割を持ちます。SEの設計に基づき、動作するプログラムを作り上げるためのスキルが要求されます。

 

  • プログラミングスキル:プログラマーの基本となる技術であり、多様なプログラミング言語を駆使してシステムを構築する能力が求められます。さまざまなプログラミング言語を使いこなせると活躍の幅を広げられます。プログラミング能力は、システムの目的に応じて最適なプログラムを作り上げるための基本です。
  • デバッグスキル:作成したプログラムが正常に動作するかを確認し、問題が発生した際には原因を追求し修正する能力です。プログラムには時折エラーや不具合が発生しますが、エラーの原因を早急に調査し修正するスキルが不可欠です。
  • コミュニケーションスキル:多くの場合、プログラマーはチームでの開発をおこなうため、チームメンバーとの円滑なコミュニケーションが不可欠です。プログラミングの内容や、細かい仕様の検討、進捗や品質を改善するコミュニケーションはプロジェクトの進行で重要になります。
  • アルゴリズムスキル:アルゴリズムは、プログラムを作る際の手順や計算方法で、プログラマーの仕事は問題解決のためのスキルです。プログラミングの核となるアルゴリズムを考案し、効率的なプログラムを作成するためのスキルも重要です。

資格

システムエンジニアとプログラマーには、多くの専門性の高いスキルが必要です。

多数のエンジニアやプログラマーが求人市場に存在するなかで、あなたの価値を高めてくれるのが資格の存在です。

資格は、あなたの専門性を証明するだけでなく、スキルアップの目標として有効です。どの資格を取得するかは、希望するキャリアパスや興味・関心に応じて選択してください。

資格は多岐におよびますが、システムエンジニアとプログラマーのスキル習得につながる代表的な資格を以下でご紹介します。

システムエンジニア(SE)におすすめの資格

システムエンジニアは、ITシステム全体の設計や運用を担当する職種であり、広範な知識と技術が求められる職種ですので、基本から応用までの広い範囲の資格が存在します。以下は、特におすすめの資格の概要です。

 

  • 基本情報技術者試験:ITの基礎知識を問う国家試験で、エンジニアの登竜門とも言われ、基本的なIT知識がある証明となります。
  • 応用情報技術者試験:基本情報技術者試験を一層深化させた内容が問われる試験で、システム全体を俯瞰するスキルが求められます。
  • システムアーキテクト試験:高度なシステム設計能力を問う資格です。的確な分析に基づき情報システムのグランドデザインを設計して完成に導くスキルが問われます。
  • プロジェクトマネージャ試験:変化する状況に対応しながら、プロジェクトを成功に導くスキルや利害関係者とのコミュニケーション能力が必要となります。
  • ORACLE MASTER:商用データベース製品などを手掛けるOracle社の製品知識や運用スキルを証明する資格で、データベース管理や運用の専門家としての能力が認定されます。
  • Linux技術者認定試験(LinuC) Linux OSの知識やスキルを証明する資格で、クラウド環境を含む、オープンソース技術の専門家としての能力が認定されます。

プログラマー(PG)におすすめの資格

プログラマーは、特定のプログラミング言語や技術に特化したスキルが求められることが多いため、特化した資格が注目されます。以下は、特に取得を検討すべき資格とその概要です。

 

キャリアステップ

本項では、システムエンジニア(SE)とプログラマー(PG)それぞれが、どのようなキャリアを歩んでいくのかを詳しく解説します。

システムエンジニア(SE)のキャリアステップ

システムエンジニアとしてのキャリアは、どのように進むのでしょうか。SEは、システム開発の流れを管理し、お客さまの要望や課題を理解して最適なシステム提案をおこなう役割があります。

初めのうちは、システム開発の一部を学びながら実務を担当します。大体3年ほどで、システム開発を一人で担当できるレベルに成長します。そして、5年後には、プロジェクト全体を見据えた活動が可能となります。

キャリアパスとしては以下の3つが代表的です。

 

  • プロジェクトリーダー:プロジェクトの流れを統括し、メンバーとの調整や進行を管理する役職。状況に応じてアドバイスや指示を出します。チーム内での調整能力が求められるポジションで、目標に対して効率的に進めるための課題解決が重要です。
  • プロジェクトマネージャー:プロジェクト全体の責任者として、予算や期間、人員の調整などをおこないます。顧客との交渉や調整もSEの重要な役割の一つです。
  • ITアーキテクト:お客さまの課題を解決するための新しいシステムを企画・提案するスペシャリスト。具体的な技術やシステムの構築方針を策定します。最先端の技術を駆使して、新しい価値を創造するための役割を果たします。

プログラマー(PG)のキャリアステップ

プログラマーとしての仕事を始めた後も、さまざまなキャリアの選択肢が広がっています。プログラマーは、設計されたシステムを実際に動くプログラムとして作成する役割が主です。

プログラマーのキャリア初期は、SEからの指示をもとにプログラムを作成します。経験が増えれば、SEの設計書に対するフィードバックや、より効率的なコードの提案ができるようになります。

キャリアパスとして考えられる道は以下の3つが主流です。

 

  • システムエンジニア(SE):プログラマーからステップアップして、システム全体の設計や顧客との調整をおこなう役職。
  • フルスタックエンジニア:プログラムの設計からインフラの構築まで、開発に関わる多岐にわたるスキルを持つエンジニア。多様な業務を自ら担当し、一つのプロジェクトをトータルでサポートします。
  • フリーランス:特定の組織に属さず、個人での業務を選ぶ道もあります。自分のスキルを活かして独立して仕事を受注する形態。プログラミングスキルを活かして、自由にプロジェクトを選び、スキルを高めていくことが可能です。多岐にわたるスキルや高い専門性が求められます。

システムエンジニア(SE)とプログラマー(PG)の将来性

経済産業省の外郭団体としてIPAがまとめたIT人材白書2020によれば下記の傾向が見られ、システムエンジニアやプログラマーは多くの企業で求められているのが分かります。

 

  • システムエンジニアやプログラマーなどのいわゆるIT人材に対する不足感は、システムを発注するクライアント側の企業だけでなく、システム開発をおこなう企業でも、両方で高い傾向にあります。
  • 特に、DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組んでいる企業や、従業員規模が大きい企業では、不足感が顕著です。DXとは、デジタル技術を活用してビジネスや社会を変革する活動です。DXに取り組む企業は、競争力や生産性を高めるだけでなく、新たな価値やサービスを創出できます。日本ではDXに取り組んでいる企業が増えており、なかでもデジタルビジネス推進企業は、DXの成果を出している割合が高いです。
  • システムを発注するクライアントの企業では、IT業務の内製化やIT部門の役割強化などをおこなっており、各社それぞれがIT人材のスキル把握や育成に取り組んでおり、企業内でのIT人材の重要性が高まっています。
  • システム開発企業では、ビジネスや社会の課題を解決するために、IT技術だけでなく、業務や業界の知識も必要とされていることから、ビジネス領域の拡大に対応するために、デジタル部門の新設や従業員向け研修施策に着手しており、専門的なITスキルだけでなく、ビジネスや業界に関する知識も持つシステムエンジニアやプログラマーの重要性が高まっていることを示しています。
  • IT人材の不足は、IT技術の進化や多様化に対応できるスキルや知識を持つ人材が求められていることや、ビジネスや社会の課題を解決するためにIT技術だけでなく、業務や業界の知識も必要とされていることなどが原因と考えられるため、進化する技術にキャッチアップする高いスキルや幅広いIT知識と業務知識を持つIT人材が、将来も引き続き高い需要を持ち続ける可能性が高いことを示しています。

 

いずれの職種も、企業の中で重要性が高まっており、将来にわたって引き続き重要な役割を果たすと考えられます。あなたの得意な分野や興味を持っている領域に基づいて、計画的にスキルやビジネス知識を学び、適性に合った職種を選ぶのが重要です。

システムエンジニア(SE)とプログラマー(PG)に向いている人

システムエンジニアとプログラマー、どちらの職種を選ぶか迷う方も多いでしょう。

どちらの職種も技術的なスキルはもちろん大切ですが、技術以上に人間性やチームでの協力が重要です。自分の適性や興味をよく考え、適切な職種を選ぶのが成功への第一歩となります。

それぞれの職種には特有のスキルや適性が求められます。詳しく見ていきましょう。

システムエンジニアに求められる特性とスキル

SEは、クライアントとの間に立ち、要件定義やシステム設計をおこなう重要な役割を果たします。クライアントのニーズをしっかりと理解し、具体的なシステム設計に落とし込む力が求められます。

具体的には、以下の特性やスキルが重要とされます。

 

  • コミュニケーション能力:クライアントや他部門との円滑なコミュニケーションが必要です。
  • マネジメントスキル:プロジェクトの進行を円滑に進めるため、計画的なスキルが求められます。
  • 全体的な視野:システム全体を設計するため、細部だけでなく、大局的な視点が必要です。

 

上記のような特性を持っているか、スキルを磨く意欲がある方は、システムエンジニアとしての適性が高いです。

より詳しく知りたい方は、下記の記事で詳細に解説しているので参考にしてください。

参考記事:システムエンジニアになるためには?向いている人の特徴も分かりやすくご紹介

 

プログラマーに求められる特性とスキル

プログラマーは、設計されたシステムを実際のコードに落とし込む役割を担います。細かいところまでの気配りと、論理的な思考が必要です。

以下の特性やスキルが求められることが多いです。

 

  • プログラミングへの興味・情熱:興味や情熱があれば、自然とスキルも向上します。
  • 論理的思考力:問題の原因を特定し、解決策を考え出す能力が不可欠です。
  • ハードウェアへの興味:特に組み込み系のプログラミングに関心がある場合は、ハードウェアの知識も必要とされます。
  • 自学自習の能力:技術の進化は早いため、新しい知識を自分で吸収する力が求められます。

経済産業省の調査によれば、学習に時間をかけるエンジニアは、スキルや年収が高いとされています。したがって、新しい技術や知識を学ぶことに興味がある方は、プログラマーとしての適性が高いでしょう。

まとめ

システムエンジニア(SE)とプログラマー(PG)の違いを5つの観点からご紹介しました。見てきたように、システムエンジニア(SE)とプログラマー(PG)の間には、職種としていくつかの明確な違いがあります。

 

  • 業務内容:SEはプロジェクト全体を俯瞰し、クライアントのニーズに応じてシステム全体の設計や構築をおこなう。PGは具体的なプログラムのコーディングやテストをおこなう。
  • 年収:平均年収には一定の差があり、一般的にSEのほうが責任が大きいため、報酬も高くなる傾向があります。
  • スキル:SEに必要なのは、全体のシステム設計能力・コミュニケーション・プロジェクト管理、PGに必要なのは言語別のプログラミング・デバッグ・新しい技術の習得能力です。
  • 資格:必須ではありませんが、所持しているとアピールになります。テクニカル以外にビジネススキルやプロジェクト管理の資格も有効です。
  • キャリア:PG→SE・フルスタックエンジニア・フリーランス、SE→プロジェクトマネージャ→ITアーキテクト

 

システムエンジニアとプログラマーは重要な役割を果たしており、企業の人材不足感は年々高まっています。今後の情報技術業界の発展を考えると、長期にわたり需要があると考えられます。

特に、今の時代にIT技術者としてのスキルや経験は価値あるものとして評価されることが多いです。あなたの興味や適性に合わせて、最適な職種を選びキャリアを築いていくのが重要です。

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