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JavaScriptエンジニアの年収は?年収の幅や年収を上げる方法をご紹介

これからプログラミング言語の学習を始める方も、すでに何かしらのプログラミングスキルを持っている方も、言語ごとの年収や、年収を上げる方法などは気になるところだと思います。今回は、JavaScriptエンジニアのそれらの情報や、案件の特徴などをまとめてみました。ぜひともご確認ください。

JavaScript案件の特徴

 JavaScriptはHTMLやCSSと同じように、フロントエンド開発の必須プログラミング言語です。そのため、弊社TechReachの案件でもフロントエンド開発のほぼすべてに求められるスキルとなっています。

弊社での案件の特徴としては、JavaScriptをバックエンド開発で利用可能にする、Node.jsという実行環境のスキルを求めるものが多くなっています。JavaScript案件全667件のうちNode.jsについて記載のある案件は141件あり、全体の約2割がNode.jsに関わりのあるものです。Node.jsのこの割合は、他社エージェントに比べても多いものだといえるでしょう。(この項以降の案件数も2022年8月現在のものです)

それ以外のJavaScript案件の特徴については、以下のようなものがあります。

Web系の制作業務がメイン

JavaScriptはブラウザ上で動くプログラミング言語になっているため、Web系の制作業務が多くあります。弊社ではJavaScriptのWeb関連案件が452件あり、金融系システムや販売システム、基幹システムや社内システムと求人内容はさまざまです。

フロントエンド開発は、一般的にユーザーの目に見える部分を開発するという説明がされます。しかしながらユーザーにも種類があり、社外へ向けたサービスとして社外ユーザーが利用するものと、社内の人間が使うシステムとして社内ユーザーが利用するものがあります。前者は一般的な企業サイトやECサイト、後者は社内管理システムのパソコン画面などをイメージするとわかりやすいかもしれません。

どちらを作成するにせよ、フロントエンド開発で動的Webページを作成するためにはJavaScriptが利用されるため、Web系システムのフロントエンド制作業務が多くなっています。

フレームワークやライブラリを前提とした案件もある

システム開発の現場では、効率的な開発をするための骨組みであるフレームワークや、システム開発時に利用される機能をまとめ、繰り返し利用しやすいようにしているライブラリというものがよく使われています。JavaScriptでもこれらの技術を前提とした案件が多数見受けられ、フレームワークではVue.jsが121件とAngularが46件、ライブラリではReact(React.jsとも呼ばれる)が147件とjQueryが53件となっています。

また、JavaScriptのフレームワークについて記載している記事がありますので、よろしければこちらもご参考ください。

 

関連記事:JavaScript言語のフレームワークはこの5つを押さえよう【2022年版】

JavaScriptエンジニアの年収

弊社TechReachのJavaScript案件の平均月単価は約64.6万円で、年収にすると約775万円、月単価幅は30万円〜125万円となっています。最低月単価の案件では必須スキルとして、HTMLとCSSの一人称での業務、尚可(WANT)のスキルとしてJavaScriptなどの使用経験を求めているものがあります。

それに対して最高月単価125万円の案件では、必須スキルに業務システムの設計、テスト経験やテスト自動化の環境構築の経験に加え、尚可(WANT)のスキルではJamstack(JavaScriptの『J』 、APIの『A』 、Markupの『M』 を省略した略語|米国Netlify社のCEO、Mathias Biilmann氏が提唱した最新のWeb開発アーキテクチャの手法)、CircleCIやAWSなどのクラウドサービスを利用したスキルなどが求められています。

すべてのエンジニア業務に当てはまりますが、最新のスキルやフロントエンドとバックエンドなどを合わせた複合的なスキル、責任の重いポディションの業務では高単価案件になる傾向があります。

JavaScriptエンジニアとして年収を上げるには

JavaScriptエンジニアとして年収を上げる方法を2つお伝えします。

人気のフレームワークやライブラリを習得する

案件数の多いフレームワークやライブラリを習得すれば、素のJavaScriptの記述しかできない場合よりも希少価値が上がるため報酬も上がり、案件が獲得しやすくなることが予想されます。近年ではJavaScriptを利用した開発の流れとして、弊社の案件数と同じようにReactとVue.jsに人気が集まっています。

ReactとVue.jsは、Googleマップなどにも利用されているSPA(Single Page Application)という、単一ページで利用できるWebアプリケーション作成に強く、仮想DOM(Document Object Model)という手法も用いているため処理速度が速く、UI(ユーザーインターフェース)作成に向いているという特徴があります。

これらのような理由から、素のJavaScriptやjQueryよりも簡単かつ効率的にモダンなUIを作成することができるため、ReactとVue.jsを利用するケースが増えてきています。

対応可能な職務領域を広げる

JavaScriptエンジニアというよりはフロントエンドエンジニアの話になりますが、フロントエンドエンジニアとして対応可能は職務領域を広げることで、年収を上げることも可能です。

一般的なフロントエンドエンジニアはWebデザイナーからきたWebデザインを実装する形になりますが、デザインスキルを磨き自分自身がWebデザイナーになったり、Webサイトの企画立案をするWebディレクター、UI/UXに特化したUI/UXエンジニアなど、JavaScriptを使うエンジニアとしての上位職を目指すことのによって年収アップは大いに見込めます。

人それぞれに目指したいキャリアプランや好きな業務などは違いますので、JavaScriptを使うエンジニアとして働きながら、将来像をしっかりと考えることも大切になってきます。

JavaScript案件を安定して受注する方法

JavaScript案件を安定して受注するために、おすすめできる方法を2つお伝えします。

エージェントを有効活用する

フリーランスエンジニアの案件獲得方法は大きく2つに大別され、自身の知り合いや営業行為からクライアントと直接契約をする方法と、フリーランスエージェントやクラウドソーシングなどの仲介企業を通してクライアントと業務契約を結ぶ方法があります。

直接契約をしたほうが仲介業者などに支払う手数料がなくなり、報酬が高くなる傾向があります。しかしながら、直接契約の場合は契約書や請求書の作成に加え、案件期間の終了時に自分で次の案件探しをしなければいけないため、業務以外での負担が増加する傾向があります。

クラウドソーシングは契約から支払いまでを企業システムで管理していますが、案件期間の終了時にはやはり自分で案件探しをしなければいけません。それらに対して、フリーランスエージェントは専用の担当者が付くため業務以外の手続きを極力省略でき、希望を出していれば案件期間の終了前から次の案件探しをすることができます。

フリーランスになると、次の案件の有無で年収が大きく変わり、案件を獲得できない期間が続いてしまうと精神的にも負担になってしまいます。そのため、エージェントを有効活用して案件を途切れさせないようにすることが大切です。

ご自身の考え方によって、すべての案件獲得をエージェント経由にする必要はないかとも思います。しかしながら、案件獲得の選択肢として少なくとも1、2社と契約を結んでおき、安定的に案件獲得ができるように準備をしておくことをおすすめします。

自分なりに動向を予測する

フリーランスエンジニアとして活動をしていく以上、クライアント企業から求められるスキルを常に保有しておくことが必要になります。なぜなら、時代によってITの技術は進歩していき、企業が求める人材像が変わっていくからです。実際に近年のJavaScriptの案件では、まだまだ求人募集はある状態でありながら、デファクトスタンダード(業界標準)であったjQueryというライブラリの案件が減少傾向にあります。

会社員に比べると、フリーランスエンジニアは心理的な負担から、過去に類似経験のない業務、勉強中の知識やスキルが必要な業務に挑戦しづらく、能力の停滞を引き起こしがちです。今ある自分の知識やスキルで対応できているうちは大丈夫ですが、自身のスキルの切り売りばかりしていくと、時代の変化に取り残される可能性も出てきてしまいます。

IT業界は急激な変化は起こらずとも、進歩の早い業界であるといえます。そのため、自分なりに今後必要になる知識やスキルを予測し、常に勉強をしていく姿勢が大切です。新しい知識やスキルを使ったシステムを独自開発したり、資格試験の取得などを目指して、必要とされるフリーランスエンジニアになれるようにしていきましょう。

 

関連記事:JavaScriptの関連資格2つと試験対策をご紹介

JavaScriptの今後のニーズ

ここまでお伝えしてきたように、JavaScriptはフロントエンド開発の必須スキルであり、ブラウザ上で作動する稀有なプログラミング言語のため、すぐにニーズがなくなるとは考えにくい状況です。

しかしながら、近年ではJavaScriptの進化版であるTypeScriptの案件も増えつつあり、弊社TechReachでのTypeScript案件も104件の求人があります。そのため、JavaScriptの知識があれば対応できるものではありますが、JavaScriptと互換性のあるTypeScriptが今後より台頭してくる可能性もあり得ます。

先の項でもお伝えしたように、急激に動向が変化することはあまりないであろうとは考えられます。しかし、最終的には社会情勢を見ながらご自身で今後のニーズを判断し、身につけていくスキルを選ぶ必要があります。

まとめ

弊社TechReachでのJavaScriptの案件数は、Javaの1284件に次いで2番目の規模になっています。また、年収の項でご紹介したように、HTMLやCSSのスキルを合わせて持って入れば、月単価は低くとも案件獲得を目指すこともできるでしょう。

一度案件を獲得したあとは、日々の業務や勉強を続けていき、段階を追って知識やスキルを身に付けていくこともできるかと思います。業界的に見てもJavaScriptの案件は豊富にありますので、案件が途切れることのないよう、業務に取り組んでいただければ幸いです。弊社TechReachはフリーランスの皆様を応援しております。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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