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フリーランスは孤独になりやすいって本当?孤独と感じる原因と解消方法をご紹介

新型コロナウイルス感染症の流行が長期化により、人とのつながりが制限されるなか、孤独感をいだく人が増加しました。このように、人は一人でいる環境にいると孤独を感じやすい、ということが言われています。この記事では、フリーランスは、孤独になりやすいのか、孤独と感じる原因と孤独の解消方法について解説していますので、ぜひご覧ください。

 

参考URL:Changes in social isolation and loneliness prevalence during the COVID-19 pandemic in Japan

 

フリーランスは孤独になりやすい?

会社員であれば、同僚や上司がいて、同じ会社にいる限り継続的に関係性が続くこともあります。また、仕事では、チームを組んだり、一人ではなしえない仕事をチーム全体でこなすことで、コミュニケーションが発生したり、同じ目標を目指したり、目標の達成を分かち合ったり、などチームプレイならではの交流があります。飲み会やお茶会やランチタイムなど、プライベートに近い付き合いがあったり、仕事中も仕事以外の雑談をすることもあるでしょう。

フリーランスも、人を雇って事業を営んでいる方であれば、同様の環境で働いている方もいらっしゃると思いますが、業務委託として請負の仕事をしているフリーランスは、人との交流が薄く、孤独を感じる方もいらっしゃるかもしれません。

フリーランスが孤独になりやすい原因

フリーランスが孤独になりやすい原因について解説します。

作業は一人で進めることが多い

請負の仕事は、定められた納期に対して成果物の納品を約束します。案件の前に、内容確認のための打ち合わせがあったり、納期に間に合うように進んでいるか確認のために定期的なミーティングが設定されることもありますが、契約上、クライアントから仕事のやり方などを指図されることはないため、ひたすら成果物の完成を目指し、納品するという形になります。一つの仕事が終わり、次の仕事が始まっても、基本的にはこのサイクルの繰り返しとなるため、作業を淡々と一人で進める、という状況になりがちです。

長時間自宅で作業することが多い

請負は、成果物を納品し、対価を受け取る仕事です。成果主義な働き方のため、収入を増やすにはできるだけ多くの案件を受注する、という心理が働きやすく、また実際そうした状態になりやすい傾向にあります。また、請負は納期も絶対のため、納期に追われ、長時間作業をしがちとなります。

仕事から交友関係が生まれにくい

請負は、主にクライアントとの付き合いになります。クライアントが、請負に対して求めることは、納期を守ること、瑕疵の成果物を納品してくれること、他所よりも安い価格で受注してくれること、などで、他の下請けとの比較になりがちです。どこかドライな関係になりがちなところがあります。

友人との共通の話題がなくなる

友人が会社員ばかりの場合、まず休日が合わなくなっている場合があります。やっとのこと休日を合わせ、顔を合わせても、友人たちが、フリーランスの働き方に興味を持ってくれれば、その話をすることもできますが、どこか異文化の話を聞いてもらうような状態になるかもしれません。一方、会社員同士の話題は、お互いが経験していることや、感じていることを話すので、共感も生まれやすく、盛り上がりやすいでしょう。そうした状況に、どこか疎外感や孤独感を感じるかもしれません。

フリーランスとして一人で働くメリット

フリーランスとして一人で働くメリットについて解説します。

仕事に集中しやすい

仕事の生産性をあげるには、集中して作業に没頭できる環境が望ましいです。会社員の場合、周囲に人がいて雑談や電話など、他人の会話があったり、あるいは急に話しかけられて仕事が妨げられることもあるかもしれません。フリーランスであれば、自分がもっとも集中できる環境を用意することもできます。

働きたい時間と場所を選べる

会社員には、決められた勤務時間、出勤日、出勤地がありますが、フリーランスにはそういった縛りはありません。そのため、育児や家事をしながら隙間時間を見つけて自宅で作業する、といった働き方も可能です。

人間関係によるストレスが生まれにくい

フリーランスには上司や同僚といった煩わしい人間関係が存在しません。クライアントはいますが、嫌なクライアントに出会った場合も、その仕事を断ることができます。人間関係によるストレスが生まれにくい、というのがフリーランスの最大のメリットの一つでしょう。

必要以上な人付き合いをしなくていい

会社員であれば、飲み会やランチなどに同席したり、会社によっては社員旅行に参加させられたりすることもありますが、フリーランスは自分が付き合いたくなければ、そうすることも可能です。

  1. 自分らしい格好ができる

出勤し大勢の人と会う会社員は、いつもきちんとした恰好を求められます。その準備に費やされる時間や、服装や化粧などの出費を強いられます。フリーランスはどこにも出かけず、誰とも会わなくても仕事ができるため、寝巻のような楽な格好で仕事をすることもできます。毎日の積み重ねのため、意外と効いてくるメリットです。

フリーランスとして一人で働くデメリット

フリーランスとして一人で働くデメリットについて解説します。

コミュニケーション力が落ちやすい

会社員であれば、チームで連携したり、プレゼンをしたり、お客さまへの提案をしたり、と色々な仕事を任され、コミュニケーション力が磨かれていきますが、フリーランスは、一日中誰とも会わずに作業しかしない日が何日もあったりし、コミュニケーションを取る機会は、確実に減ります。気が付けば、コミュニケーション力が落ちていた、ということもあるかもしれません。

モチベーションが維持しにくい

会社員であれば、チームでの仕事の達成や、出世などでモチベーションを維持できますが、フリーランスは日々タスクをこなしていくだけになりがちです。先の見えない将来にモチベーションが低下してしまうこともあります。

自己管理が必要になる

会社員であれば、スケジュール管理や周囲との競争、上司や周囲の監視などがあり、仕事をしなければならない環境、にありますが、フリーランスは誰からも見られることはないため、自らが仕事をするための自己管理をしなければなりません。ふとした時に、気が緩み、動画を視聴したり、ネットサーフィンなどをしてしまいがちで、気が付いたらほとんど作業が進んでいないということもあり得ます。

フリーランスの孤独を解消する方法

フリーランスの孤独を解消する方法を解説します。

コワーキングスペースを利用する

自宅ではなく、人が集まる場所で仕事をすることで孤独が解消されるという場合があります。カフェや公園など様々な場所がありますが、長時間居座るのが難しい場合もあります。コワーキングスペースは、リモートワークを中心とした仕事をする人が集まる場所です。周囲には、自分とは異なる仕事をしている人ばかりかもしれませんが、みんな仕事に集中している、という環境は、学校や職場などで勉強したり働いてきた方にとっては、スイッチが切り替わり、自分の仕事に集中しやすくなるはずです。また、コワーキングスペースは、仕事をするために来ている人たちのため、自然と仕事の話はしやすく、また他の人の仕事の話は、学びや刺激があることでしょう。

交流できるコミュニティに参加してみる

他社と関わり合いがあり、コミュニケーションができるコミュニティへ参加するというのも一つの方法です。最近ではフリーランスの人だけが集まるコミュニティもあるので、気が合う人がいれば、そのようなコミュニティに参加すると良いでしょう。

それ以外にも、趣味やプライベート寄りのコミュニティを見つけ、プライベートを充実させていっても良いでしょう。

一人の時間を楽しむ

そもそも人と話すのが苦手だったり、疲れてしまう方なら、無理に人と会おうとせず、映画鑑賞や読書など一人の時間を楽しむのも効果的です。フリーランスは仕事ばかりの生活になりがちで、一人の時間を楽しむ余裕もなくなりがちです。できるだけ時間を作って、そうした時間に充てられるように意識すると良いでしょう。

シェアハウスに住む・同棲する

長時間家に閉じこもり、ずっと一人でいる環境が、孤独の原因とも考えられます。近くに誰かが一緒にいてくれるだけで、孤独はまぎれるものです。実際、夫婦でフリーランスをやられている方も多くいらっしゃいます。一人では頑張れないことも、誰かに見守られているだけで頑張れるということもありますし、落ち込んだり、病気になったりすれば、励ましてくれたり、看病してくれたり、支えてもらえる存在が近くにいるのは、ありがたいことでしょう。

運動をする

普段から運動をすることで、糖尿病、心臓病、脳卒中、がん、ロコモティブシンドローム(ロコモ) 、鬱、認知症などになるリスクを下げることができます。運動は、健康づくりのための身体活動の効果だけでなく、メンタルヘルスにも影響があります。

厚生労働省の発表する+10(プラス・テン)では、家族や仲間などと『つながる!』ことを目標としています。運動を一緒にすることで、楽しさや喜びが増し、メンタルヘスの向上が見込めます。

 

参考URL:身体活動・運動(厚生労働省ホームページ)

     いつでもどこでも+10(厚生労働省ホームページ)

ワーケーションをする

ワーケーションとは、仕事のワークと休暇のバケーションを組み合わせた造語ですが、仕事をしながら旅行するような働き方のことを言います。場所に縛られないフリーランスであれば、こうした働き方は、それほど珍しくはないかもしれませんが、昨今、企業で導入され、注目されました。多様性のある働き方のアピールの他、リフレッシュ効果、社員満足度の向上が期待されています。

フリーランスもいつもとは違う環境で働くことで、リフレッシュ効果が得られることを期待できます。

プライベートを充実させる

プライベートが充実していれば、仕事はあくまで仕事でしかない、という切り替えがしやすくなります。一人で仕事をしている、という事実よりも、いかに成果をあげているか、ということに意識を向けたりして、あまり一人で仕事をしていることが気にならなくなるでしょう。

まとめ

一人で働く環境で仕事をしているフリーランスは、人と会う必要性のないことから、孤独になりやすい傾向にあります。ですが、一人で仕事をするということ自体にはデメリットばかりではありません。仕事に集中できる、ストレスを受けにくいといったメリットもあります。孤独をうまく解消しながら、フリーランスを続けていくようにしてみてください。

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