近頃の生成AIブームなどから、将来のエンジニアの需要を危ぶむ声も聞かれます。この記事では、エンジニアの需要について、将来性の高い職種のご紹介と、職種に限らず需要のあるエンジニアを目指すコツなどを解説していますので、ぜひご覧ください。
Contents
エンジニアは需要のある仕事!その理由とは?
IT業界は需要のある仕事が増えており、社会に欠かせない存在となっています。以下その理由について解説します。
IT技術が進歩しているため
かつて、インターネットが本格的に普及した頃、検索エンジン、ECサイト、ネット銀行などが登場しました。また、スマートフォンが登場しだすと、snsが普及しました。ネット回線が高速になれば、動画が普及し、現在もAIやIoTといった新たな技術が生まれ続けています。新たな技術の誕生や普及とともに、新たなITエンジニアの需要が生まれます。
さまざまな業界でIT需要があるため
少子高齢化が進む中、ITの技術による利便性や生産性の向上、課題解決などが期待されています。例えば、WEBサイトやsnsを活用したマーケティングや、業務システムのクラウド化など、金融、医療、教育など様々な業界でデジタル化、クラウド化、DX化が進んでいます。今後はAIにより何ができるか、といったことも期待が高まっていくことが考えられます。
慢性的な人手不足のため
経済産業省によれば、少子高齢化による労働人口の減少と、IT需要の拡大により、2030年までに約40〜80万人規模でIT人材が不足するとしています。
エンジニアの将来性が危惧される理由
エンジニアの人材が不足すると言われる一方で、エンジニアの将来を危惧する声も聞かれます。以下その理由を解説します。
AIに仕事を奪われる可能性がある
OpenAI社が開発したChatGPTが発表され、その驚くべき性能から、AIによって人間の仕事が奪われるのではないか、という声が聞かれるようになりました。かつて、機械が登場し、熟練工が職を奪われました。同じようにAIがエンジニアの仕事を奪うかもしれない、という考えは考えすぎなのでしょうか。事実、AIは現段階でもコードを書いたり、動画、イラスト、音楽を作成したり、ということを非常に短時間で、繰り返し何度でもできます。今後ますますAIの開発が進み、サービスに組み込まれていくことで、エンジニアの仕事が奪われてしまう可能性がない、とは断言できないのではないでしょうか。
過酷な労働環境のため働き続けるのが難しい
エンジニアの仕事は、多くの場合納期があります。スケジュール通りに進めば良いですが、しっかりスケジューリングをしていても、仕様が変更されたり、予期せぬトラブルが発生したりすることもあり、残業や休日出勤などを余儀なくされることがあります。また、保守や運用のような仕事では、24時間のモニタリングをし、何かトラブルがあった場合は、すぐに対応しなければならないこともあります。こうした環境でずっと働き続けることが難しい場合もあるでしょう。
特に需要のあるエンジニア
需要が高いエンジニア職をご紹介します。
AIエンジニア
AIを使用し、ビジネスにおける課題を解決する職種です。ヒヤリングにより課題を洗い出し、AIによってどのように課題解決できるか戦略を策定します。ディープラーニングなどでAIに学習させ、テスト等をします。
クラウドエンジニア
AWS、GCP、Azureなどのクラウドを活用したインフラ設計、構築、運用、保守などをおこなう職種です。DXの推進などによりオンプレミス環境からクラウド環境への移行需要が拡大しています。
以下、AWSエンジニアについて更に詳しく解説していますので、興味のある方はご覧ください。
>>AWSエンジニアとは?仕事内容と平均年収、必要なスキルなどを徹底解説
セキュリティエンジニア
現在はネットワークを通して多くのサービスが外部と繋がっており、常にサイバー攻撃の脅威にさらされています。セキュリティ対策を講じておかないと、情報を盗まれたり、改ざんされたり、といったリスクがあります。こうしたリスクに対するセキュリティ対策をおこなう職種です。
セキュリティエンジニアに関して更に詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
需要のあるエンジニアの特徴
上記では、需要のあるエンジニアの職種を解説をしてきましたが、個人で需要のあるエンジニアの特徴を解説します。
最新技術をインプットしている
エンジニアのキャリアアップは、スキルを積み重ねることですので、自己研鑽に励んでいるエンジニアの方は多いですが、そのうえで、最新の技術に関してもインプットしている方は、その特徴を有していると言えます。IT業界の技術の進歩は早く、情報のアップデートにより市場も反応します。市場のニーズに対応し続けることで、需要の高いエンジニアで居続けることができます。
得意分野が明確である
得意分野があるエンジニアというのは、何かについて、この人に相談すればよい、というポジションにいるということです。そのことが課題となった際は、クライアントや、開発チームなどから相談される、という状態のことで、フリーランスとして独立する際にも役立ちます。
上流工程も含めて対応できる
業務の幅を広げるという意味で、上流工程ができることで単純に需要が拡大しますが、上流工程は下流工程を経てからのキャリアパスとして考えられているように、下流工程と比較してできる人は少ない傾向にあります。そのうえ、下流工程から上流工程まで含めて対応するとなると、より貴重な人材となります。
ヒューマンスキルが身についている
エンジニアというと黙々と作業をおこない、エンジニアの知識とスキルだけがあればいいというイメージがあるかもしれませんが、開発は開発チームとおこなうことが多く、提案はクライアントとおこなうため、コミュニケーションは欠かせません。折角の実力があっても、コミュニケーション能力が低いために、評価を落としてしまってはもったいないことになります。
需要のあるエンジニアはフリーランスとして独立も可能
当たり前の話かもしれませんが、需要のないエンジニアというのは、特定の企業でとくていの仕事をしていることで価値がある、ということです。需要のあるエンジニアは、より多くの状況で価値を提供できるため、フリーランスとして独立してもその価値を発揮できます。
フリーランスエンジニアに興味のあるかたは、以下の記事も併せてご確認ください。
>>フリーランスエンジニアになるには?仕事を獲得するまでの手順や稼ぐ方法を解説
まとめ
この記事では、エンジニアの需要について以下のことを解説してきました。
・エンジニアは需要のある仕事!その理由とは?
・エンジニアの将来性が危惧される理由
・特に需要のあるエンジニア
・需要のあるエンジニアの特徴
・需要のあるエンジニアはフリーランスとして独立も可能
この記事を参考に需要の高いエンジニアを目指してみてください。
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