TechReach

【Pythonの副業案件】必要な知識・スキル・案件の探し方

近年では副業を許可する企業が増加傾向にあり、厚生労働省が公開した『副業・兼業の促進に関するガイドライン』では、副業をしている人自体も増加している、と報告されています。

そこでこの記事では、Pythonの副業案件の内容や必要な知識・スキルを紹介しています。また、プログラミング未経験者の方が仕事を獲得するまでの方法なども説明していますので、ぜひともご確認ください。

 

出典:副業・兼業の促進に関するガイドライン – 厚生労働省

 

自分のスキル年収どのくらい? /
予定年収を診断してみる

Pythonの副業案件を受注するには

本記事では、プログラミング初心者の方がPythonの副業案件を受注するための流れを簡単に説明します。

Pythonの基礎知識を覚える

Pythonに限らずプログラミング言語の学習では、参考書や、『Progate』、『paizaラーニング』、『Udemy』といった学習サービス、学習サイト、YouTube、プログラミングスクールなどが学習方法として挙げられます。いずれかの方法で学習を始め、開発環境を整えてプログラミングをしながらPythonの基礎知識を覚えていきましょう。

Pythonの学習については詳しくまとめた記事がありますので、こちらをご確認ください。

 

出典:【目的別】Pythonの習得時間の目安や学習サイトをご紹介

ポートフォリオを作成し、副業案件に応募する

ポートフォリオとは、自身が作成した成果物やできることを示す資料のことです。プログラミング未経験者はエンジニアとしての実績がありませんので、ポートフォリオを作成してから応募をしないと採用される確率が極めて低くなってしまいます。

そのため、何かしらのシステム開発ができるようになった際は、GitHubやQiita(キータ)といったプラットフォームで開発したシステムの概要やコードを公開し、自分の力量を示す資料として使えるようにする必要があります。

また、株式会社VOSTが運営する技術メディアの『AI研』では、Pythonのポートフォリオについてわかりやすく解説されている記事がありますので、こちらをぜひご参考ください。

 

出典:初心者OK!Pythonのポートフォリオを作る手順!作り方から活用事例まで紹介

Pythonの副業案件の種類

Pythonの副業案件を3つお伝えします。

データ分析

Pythonはデータ分析ができるプログラミング言語で、データサイエンス領域の業務でよく利用されています。データ分析の副業は未経験者からスタートした方には難易度が高くなりますが、データ分析業務をしたことがある方は応募しやすいでしょう。また、データ分析の副業案件は『データサイエンティスト』や『データアナリスト』として応募が出されていることがありますので、【データサイエンティスト 副業】などでもブラウザ検索をしてみてください。

加えて、データサイエンティストの副業についてまとめている記事もありますので、こちらもご参考ください。

 

関連記事:データサイエンティストが副業するメリットや案件の見つけ方をご紹介

プログラム開発

スクレイピングやExcelの自動入力、機械学習モデルなどの副業案件も存在しています。スクレイピングやExcelの自動入力、ファイルサイズの自動変換などは未経験者でも開発しやすいでしょう。しかし、機械学習モデルはデータ分析と同じく、統計学やデータベースなどの知識が必要なため、実務経験がないと難しくなります。

また、機械学習モデル構築の副業案件はありますが、週2日からのものが多く見受けられます。そのため、週5日勤務をしている会社員の方は、労働条件が合致するものを探し出す必要があります。

また、クローリングと対比をしてスクレイピングについて説明している記事もありますので、スクレイピングについてあまり詳しくない方はこちらをご確認ください。

 

関連記事:クローリングとは?スクレイピングとの違いやSEO対策での意味を解説

Webアプリケーション制作

データ分析やAI開発のイメージがあるPythonですが、Webアプリケーションのバックエンド開発もすることができます。副業案件として、Webアプリケーションのフロントエンドからバックエンドまで一任されるようなものは見受けられませんが、Webアプリケーションの一部機能の実装、バックエンド開発のみの副業などは存在しています。

しかし、バックエンド全体の開発をするにはフレームワークやサーバー、データベースなどの知識が必要になってきますので、未経験者がすぐに案件を獲得することは難しいでしょう。

Pythonの案件を受注するために必要な知識・スキル

上記で紹介をしたデータ分析、プログラム開発、Webアプリケーション制作に関連する知識・スキルを説明します。

統計分析の知識・スキル

統計分析とは、記述統計学や推測統計学などの理論や手法を利用して、収集したデータを分析・仮説・検証することです。統計学ではデータ分析に利用する手法が不適切だった場合、有益な情報を見つけ出すことができないため、求められる分析内容に応じた方法を選定しなくてはいけません。また、データ分析をする際はデータの整理、調整をする必要もあるため、SQLなどのデータベース言語の知識やスキルも必要です。

Pythonライブラリ用いたプログラミングスキル

ライブラリとは、システム開発で利用する便利な機能を集めたファイルのことをいい、Pythonにはデータ分析や機械学習などのデータサイエンスで利用できるものや、スクレイピング、Excelの自動入力などで利用できるものがあります。

データ分析では数値計算ライブラリのNumPy、データ処理・分析用ライブラリのpandas、スクレイピングではScrapyやSeleniumm、Excelの自動入力ではOpenPyXLといったものがあります。これらを利用しないと開発効率が悪くなったり、開発自体ができなくなるものもあるため、積極的に覚えるべきスキルとなります。

Webデザイン・コーディングの基礎

Webデザインやコーディングなどのフロントエンド開発に関係するものは、後述するクラウドソーシングやエージェントなどで募集されている案件ではなく、自分から営業をかける場合にあったほうがよいスキルです。

Webアプリケーションは、フロントエンド開発とバックエンド開発が組み合わさっているため、Webデザインなどができるようになると自分1人で最初から最後まで仕事がおこなえることになります。このようなエンジニアのことをフルスタックエンジニアといい、開発現場で重宝される人材になることができるでしょう。

また、フルスタックエンジニアになると、Python案件だけでなくフロントエンド開発にも対応できるようになっているため、対応できる職域が広がり、副業案件や転職、フリーランスの案件が探しやすくなることが期待できます。

副業案件の探し方

副業案件の探し方を3つお伝えします。

クラウドソーシングで検索する

プログラミング未経験者から始めた場合、まずはクラウドソーシングで案件を検索していきましょう。クラウドソーシングとは、仕事を発注したい個人や企業がプラットフォームを通じて募集をかけ、希望者と業務契約を結べるサービスです。日本国内ではランサーズとクラウドワークスが特に有名なもので、登録をするとすぐに利用可能です。

 

出典:ランサーズ | 日本最大級のクラウドソーシング仕事依頼サイト

   クラウドソーシングは日本最大級の「クラウドワークス」

エージェントに登録する

エージェントとは、利用者が探している仕事とクライアントが募集をしている仕事とをマッチングさせ、案件の紹介や報酬の請求までを代行、仲介してくれるサービス運営会社です。

受注実績やポートフォリオなど、自身の力量を示すものがあるとエージェント側も仕事の紹介がしやすくなります。そのため、未経験の方でも可能であればそれらを用意して登録をするようにしましょう。また、エージェントによって紹介される案件が異なってくるため、少なくとも2、3社は登録したほうがよいでしょう。

友人・知人を尋ねる

一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会が発表している『フリーランス白書2022』では、人脈や過去・現在の取引先経由での案件獲得が多いという調査結果が出ています。

 

 

出典:フリーランス白書2022|一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会

 

フリーランスとして働いている方はクラウドソーシングやエージェント経由以外の方法で案件を獲得しているほうが多くなっているため、副業案件でも同じように仕事を獲得できる可能性があります。そのため、友人や知人に副業案件を探していることを告げておき、少なくとも『仕事を探している』と認知されておいたほうがよいでしょう。

プログラミング未経験でも受注は可能?

まったくのプログラミング未経験の場合、Pythonを利用できるようになるまで少なくとも3ヵ月はかかると思われます。しかし、そこから副業案件を受注していくことは可能です。また、クライアント側は必ず実績を見ますので、まずはポートフォリオの作成から始めましょう。加えて、最初からエージェント登録をすることもできますが、まずはクラウドソーシングで受注を重ねて実績を作ってからエージェントで副業案件を探すことが現実的な選択といえます。

まとめ

Pythonのスキルをすでに持っている方は、エージェントとクラウドソーシングに登録し、友人・知人に尋ねるなどをして、積極的に副業案件を探してみましょう。

プログラミング未経験者の方は、勉強をし始めてから初受注まで長い道のりになるかと思います。しかし、Pythonのスキルを身につけ副業案件を獲得できるようになれば、将来的には本業より稼げるようになる可能性もあります。諦めずに勉強を続けていきましょう。

フリーランスの案件をお探しの方はTechReachにご相談ください。

TechReachを運営する株式会社アールストーンはIT・Web業界特化で15年以上の実績がございます。

そのため、高単価・高品質な数多くの案件紹介が可能です。

また一人のコンサルタントが企業と求職者様の担当を行う「両面型エージェント」を採用しているため、あなたの希望に合う案件がきっと見つかるはずです。

TechReachを活用して、理想の案件を見つけましょう!

関連記事

カテゴリ