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Javaエンジニアの平均年収はどれくらい?エンジニアとして年収を増やす方法とは

1996年にリリースされてから、Javaは現在でも利用されているプログラミング言語です。Javaは昔から利用されているにも関わらず、弊社TechReachでの月単価70万円以上の案件数では1位となっており、高収入が得やすい言語であるともいえます。

そこでこの記事では、Javaエンジニアの平均年収や年収を増やす方法などについて具体的に解説をしています。また、Javaについて詳しくご存知ない方は、こちらの記事をご参考ください。

 

関連記事:Javaのプログラミングで出来ることまとめ【フレームワークも紹介】

 

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Javaエンジニアの平均年収

弊社TechReachのJava案件の平均月単価は65万円となっており、年収に換算すると780万円となっています。また、最低月単価は30万円で年収に換算すると360万円、最高月単価は130万円で年収に換算すると1560万円です。(以降の弊社情報も含め、すべて2022年9月のもの)

平成29年に発表された経済産業省の『IT関連産業の給与等に関する実態調査結果』のスキルレベル別の給与水準と比べると、弊社のJava案件の平均年収はスキルレベル4『部下を指導できるチームリーダーレベル』の726.1万円に近くなっています。

 

出典:IT関連産業の給与等に関する 実態調査結果

 

実際に、弊社Java案件の平均年収780万円以上のものは、チームリーダーやマネジメント業務、上流工程を任せられるものも多くなっているので、上記資料は少し古いものになっておりますが、弊社の状況と近しい結果となっています。

Java以外の言語の年収は?

以下の表は、Javaを含めた主要プログラミング言語13種類の平均年収ランキングです。平均年収の他に、平均月単価、案件数、月単価70万円以上の案件数などを記載しています。

順位プログラミング言語平均年収平均月単価案件数月単価70万円以上の案件数
1位Kotlin885.6万円73.8万円169件134件
2位Swift879.6万円73.3万円153件121件
2位Ruby879.6万円73.3万円121件98件
4位GO言語872.4万円72.7万円124件91件
5位TypeScript861.6万円71.8万円230件169件
6位Python830.4万円69.2万円366件223件
7位PHP807.6万円67.3万円606件356件
8位Java780万円65万円1220件569件
9位C♯763.2万円63.6万円397件161件
10位C++741.6万円61.8万円121件34件
11位C言語727.2万円60.6万円104件27件
11位JavaScript727.2万円60.6万円649件229件
13位Objective-C726万円60.5万円38件27件

弊社TechReachの案件では、KotlinやSwift、GO言語、TypeScriptなど、比較的新しいプログラミング言語の年収が高い傾向があります。また、弊社のRuby案件はRuby on Railsに加え、フロントエンドやバックエンドの専門的かつ複合的なスキルを求める傾向があるため、平均年収が高くなっています。

Javaの平均年収は全体をとおして8位となっておりますが、案件数が圧倒的に多いという特徴があります。そのため、需要のあるスキルを持っていれば高単価案件を獲得しやすいともいえ、Javaの70万円〜80万円未満の案件は329件、80万円〜90万円未満の案件は153件、90万円以上の案件は87件と、70万円以上の合計案件数は569件となっており、高単価案件数も全体で一番多くなっています。

関連リンク:Kotlin/サーバーエンジニアのフリーランスエンジニア向け案件・求人

Javaエンジニアとして年収を増やすには

Javaエンジニアが年収を上げる方法を3つピックアップしています。

対応可能な業務の幅を広げる

Javaはバックエンド開発で利用されるプログラミング言語になっており、以下のようなスキルを身につけることで対応可能な業務の幅が広がります。

 

・LinuxなどのUNIX系サーバーOSのスキル

・データベース言語であるSQLなどのスキル

・クラウドサービスのAWSやGCPなどのスキル

・他のアプリケーションやソフトウェアと接続するAPIのスキル

・Spring FrameworkやPlay Frameworkなどのフレームワークのスキル

・GitやGitHubなどのバージョン管理ツールのスキル

 

バックエンド開発で必要になる複数のスキルを持って入れば、年収アップにつながる可能性があります。また、高単価案件ではフロントエンド開発と合わせてフルスタックに業務に携わるものもあり、この点においても複数スキルを持っていることで有利になるといえるでしょう。

加えて、弊社TechReachで平均年収が一番高いKotlinは、Javaと相互運用性のあるプログラミング言語になっています。そのため、Javaを使えるエンジニアはKotlinの学習がしやすく、Kotlinのスキルを身につけることで高単価案件の幅を広げることも可能です。

それら以外では、上流工程から参画するエンジニアになることや、マネジメント系の役職であるテックリード(リードエンジニア)やプロジェクトマネージャー(PM)、エンジニアリングマネージャー(EM)などになることで年収アップが見込まれます。

関連リンク:Github/サーバーエンジニアのフリーランスエンジニア向け案件・求人

転職やフリーランスに転身する

現職で年収アップが見込めない場合は、思い切って転職をすることも有益な選択肢のひとつです。エンジニア職種に限らず、同じような業務をしていても、会社の資金や給与体系によって年収が変わることはよくあります。実際に転職をする際は、複数の転職エージェントと契約し、転職を希望している企業ごとの違いをしっかりと比較するようにしましょう。

また、転職ではなくフリーランスに転身することで年収が上がる可能性もあります。フリーランスの実態や、会社員からフリーランスに転身する際の対策について説明をしている記事もありますので、よければこちらもご確認ください。

 

関連記事:Webエンジニアフリーランスとは?実態や年収、メリット・デメリットなどを解説

     会社員からフリーランスエンジニアに転身した際によくある後悔と対策

副業を始める

上述した方法が難しい場合は、副業を始めることで年収アップが見込めます。クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングサービスで『Java』と検索をすれば案件が複数出てきますので、ぜひともご確認ください。

副業案件は、アプリ開発やシステム開発がメインになっています。しかしながら、プログラミングスクールの講師やWebライターなどの仕事もありますので、気になった方はそちらも検討してみてください。

Java関連資格や国家資格の取得で年収が上がる場合も

資格取得による報奨金制度を設けている企業では、毎月5万円、年間にして60万円年収がアップするところもあるようです。そのため、そのような企業に勤めている方であれば、資格取得によって年収を増やすことができます。

また、現在勤めている企業で報奨金制度がなくとも、転職先の企業がそのような制度を設けている場合があります。加えて、資格取得によって転職時の評価が上がることも見込まれるため、資格を取得することのメリットはたくさんあるといえるでしょう。

Java Gold

Java関連の資格でおすすめのものは、一般的には『Java GOLD』といわれる『Oracle認定JavaプログラマGold SE 11』です。

 

出典:Oracle Certified Java Programmer, Gold SE 11 (Oracle Certified Professional: Java SE 11 Developer)

 

Java GoldはJavaの関連資格で最難関のものとされており、資格手当を支給している企業も見受けられます。転職時にも評価される可能性が高い資格ですので、Javaエンジニアとしてスキルアップやキャリアアップを目指す方におすすめの資格です。

また、Java Goldを受験するためにはJava Silverに合格していなければなりません。それぞれの試験についてまとめた記事がありますので、ぜひともご確認ください。

 

関連記事:Java  Goldの難易度は?参考教材や勉強のコツを解説

     Java Silverの試験詳細や対策方法、資格取得のメリットをご紹介

 

情報処理技術者試験・情報処理安全確保支援士試験

独立行政法人IPA(情報処理推進機構)が認定している国家資格には、『情報処理技術者試験』と『情報処理安全確保支援士試験』というものがあります。

 

出典:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構:試験制度:試験区分一覧

 

これらはJavaに特化した試験ではなく、エンジニアや職種によって必要になる知識やスキルを認定するものになっています。企業によっては入門資格である、『ITパスポート』から資格手当を支給する企業も見受けられます。

また、ピンク色で表示をされている『システムアーキテクト試験(SA)』や『エンベデッドシステムスペシャリスト試験(ES)』、『情報処理安全確保支援士試験(SC)』などは難関資格となっており、資格手当を設けている企業の報奨金も高い傾向があります。Javaを利用する業務に関連するものも多くなっているため、職種の専門性を高める際におすすめできる資格となっています。

 

出典:【ITパスポート試験】活用事例

Javaゴールド・シルバーの市場価値

Javaゴールド・シルバーの資格を取得していることで、Javaの基礎以上のスキル、知識を有していることを証明できます。JavaはWEBサービスやWEBアプリケーションの開発によく用いられるため、そうした案件にアサインする際に役立ちます。また、報酬の交渉の際も有利になるでしょう。

資格取得で年収は上がるのか?

求人ボックスによれば、Javaエンジニアの平均年収は491万円です(2024年3月時点)。同じく求人ボックスによれば、Javaシルバーの平均年収は476.4万円となっており、Javaゴールドの平均年収は498万円となっています。求人のうえでは、いずれも同水準ですが、企業によっては資格手当、報酬アップの基準となっている場合もあります。また、直接報酬の交渉ができる場合は、アピールポイントにもなるでしょう。

資格取得者の求人に関するSNSの声

資格取得者の求人について、次のような口コミがありました。

Javaゴールド

引用:X

引用:X

Javaシルバー

引用:X

資格を取得することで、Javaエンジニアとしての知識とスキルを証明できるため、転職や就職活動において有利に活用できます。

 

まとめ

弊社TechReachでのJava平均年収は780万円となっており、マネジメントや上流工程から参画できるスキルを求めるものが多くなっています。そのため、経験の浅いエンジニアの方は平均年収と同等の報酬を得ることは難しくなっているともいえるでしょう。

しかしながら、Javaはその案件数の豊富さから、Javaでの開発経験1年で応募できるものもあり、その点においては経験の浅いエンジニアのメリットになるともいえます。また、高単価案件数がプログラミング言語別で一番多くなっているため、スキルを持っているエンジニアの方は年収を上げやすいといえるでしょう。

ここまで紹介してきたように、Javaエンジニアが年収を上げる方法はいろいろとありますので、ご自身の意向に沿った計画を立てるようにしてください。

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