自身の技術を活かし、フリーランスのアプリケーションエンジニアとして飛躍するためには、どのような方法が必要でしょうか。
まずは収入面から始め、日々の業務内容、成長のためのスキル習得、そして魅力的な案件を手に入れる方法まで、実践的なガイドを提供します。本記事を読み終えれば、エンジニアとしての新しい自由なキャリアをデザインする際の重要な手助けとなるでしょう。
Contents
アプリケーションエンジニアでフリーランスは目指せる?
アプリ開発分野で、フリーランスのエンジニアとして地位を築くチャンスは広がっています。
多様な働き方が受け入れられ、クラウドソーシングやエージェントを通じて案件を得られる環境があります。未経験でもスキルを磨けば活躍の機会があります。
アプリケーションエンジニアの将来性
2030年に45万人のIT人材不足が予測される中、AIやIoTの普及に伴う技術進化に対応するため、将来的な需要増が見込まれます。
継続的なスキルアップとスマートフォン・WEBアプリ両方の開発能力により一層将来性を高められます。
フリーランスアプリケーションエンジニアの年収
フリーランスのアプリエンジニアはTechReachのデータによれば、月収35万円から115万円、平均年収840万円で企業勤務よりも高い場合が多いです。
収入は案件の種類や量、専門性などで変動するため、成功には実績が必要です。
会社員との比較
正社員エンジニアの平均年収は約640万円です。
フリーランスは対価を直接クライアントから受け取るので、スキルに応じて高収入を得るチャンスがあります。
アプリ開発案件の3つの種類
アプリケーション案件には、WEB・ネイティブ・ハイブリッドの3大カテゴリがあります。
カテゴリに応じて異なるスキルが必要です。
WEBアプリ
HTMLやJavaScriptなどを用いてWEBブラウザ上で動作し、インタラクティブ性が重要です。
幅広いデバイスで利用可能なため、多くのビジネスシーンで採用されています。
ネイティブアプリ
特定のオペレーティングシステム(OS)に特化し、高度なデバイス機能を駆使します。
ネイティブアプリは、OS特有の言語と開発ツールで構築します。
iOS
iOSアプリは、Appleの厳格な審査基準と高いユーザー基準に見合った品質を維持するため、SwiftやObjective-Cを駆使してきめ細やかな設計が求められる場合が多いです。
Android
Androidアプリは多様な端末に対応するため、JavaやKotlinを用いた広範な開発が特徴であり、リリースのハードルは比較的低いものの、多様な端末での互換性を確保するのが課題となります。
ハイブリットアプリ
ハイブリッドアプリは、複数のプラットフォームに対応するため、HTMLやJavaScriptの再利用性が重要です。
多様性と効率性から、スモールスタートのビジネスに適しています。
フリーランスアプリケーションエンジニアのおすすめ開発案件は?
2010年以降需要が急増しているスマートフォン向けネイティブアプリの開発が有望です。
出典:H29 情報通信白書
なかでもiOSアプリ開発の需要が高まっています。iOSアプリ開発では、Swift言語はモダンで開発しやすく、従来のObjective-Cと相互運用性も高いため、Swiftを採用した案件を選ぶのがおすすめです。
iOSアプリ開発、Androidアプリ開発の比較
日本ではiOS利用者が多いですが、Androidも無視できません。
iOS開発に使用するSwiftは学びやすい言語とされ、AndroidはJava・Kotlinが使用されます。
案件数や単価はiOSとAndroidで大差なく、両方とも高収入の可能性があります。
出典:statcounter、TechReach 2024年1月時点
アプリケーションエンジニアのフリーランス案件例
業界 | エンタープライズ |
ポジション | アプリケーションエンジニア |
スキル | Swift |
単価 | ~85万円/月 |
職務内容 | 旅行系スマートフォンアプリの保守開発 |
本件は、旅行サービス向けiOSアプリの開発案件で、設計から単体テストまでを担当します。
Swiftの開発経験が必須です。
フリーランスアプリケーションエンジニアに必要なスキルセット
フリーランスは技術の他、顧客ニーズの把握、ビジネス理解、ポートフォリオ作成も重要で、開発過程のうち要件定義から公開後の保守まで一通り経験があると有利です。
WEBアプリ開発の場合
WEBアプリ開発では、HTML、CSS、JavaScriptに加え、フレームワークやサーバーサイド言語(Python、Ruby、PHP、Javaなど)が必須です。
UI/UXの設計、アジャイル開発、バージョン管理への理解も重要です。
ネイティブアプリ開発の場合
iOSはSwift、AndroidはJavaかKotlinの知識が必須です。
ハードウェア機能(センサー、GPS、カメラ)の利用、パフォーマンスとセキュリティ最適化が重要で、App StoreやGoogle Playでの公開経験が有利です。
ハイブリットアプリ開発の場合
HTML、CSS、JavaScriptとフレームワーク(Cordova、React Nativeなど)の知識が求められ、効率的に複数プラットフォームへ展開するスキル、ネイティブアプリに迫るユーザー体験を実現する最適化スキルが重要です。
フリーランスアプリケーションエンジニアが年収を上げるためには
本項では、フリーランスのアプリケーションエンジニアとして成功を収め年収を増やすには、効果的な戦略をご紹介します。
自主制作アプリで収益化を目指す
自主制作アプリを開発し、収益化するのはフリーランスのアプリケーションエンジニアにとって優れた戦略です。
広告やアプリ内課金で副収入が得られ、技術と実績の証となりポートフォリオが充実し、価値の高い案件獲得につながります。
一次請け企業の案件を探す
一次請け企業からの直接プロジェクトを受注すれば、中間マージンなしで高単価案件を得られるだけでなく、要件定義やプロジェクト管理などの上流工程に関わるケースが多く、コンサルティングなどより専門性の高いスキル獲得につながります。
スキルの幅を広げる
フリーランスエンジニアは、技術の多様性を追求し、iOSやAndroidなど、複数プラットフォームのスキルを身につけ、またWEB開発やインフラ構築にも対応できれば市場価値が高まり、収入増と高価値案件へのチャンスが拡大します。
フリーランスアプリケーションエンジニアが案件を獲得するには?
自由なフリーランスエンジニアは増えていますが、安定した収入には案件の獲得が欠かせません。本項では、案件を持ち帰るための実践的な方法をお伝えします。
クラウドソーシングサービスを利用する
クラウドソーシングは手軽に始められ、エンジニアと仕事をつなぐプラットフォームです。
初期は低報酬でも実績を積むことで、徐々に収入上昇が見込めます。
フリーランスエージェントに登録する
フリーランス専門エージェントはスキルに応じた案件紹介と、契約から支払いまでのサポートを受けられます。
契約事務より案件に集中したいエンジニアにおすすめです。
知人に紹介を受ける
知人からの紹介は相互の信頼を得やすいため案件獲得がスムーズで成功率が高いです。
ただし、信頼の維持と人脈拡大のため丁寧な仕事と定期交流が重要です。
まとめ
アプリケーションエンジニアがフリーランスとして活躍する方法をご紹介してきました。
- iOSアプリならSwift、AndroidアプリならJavaやKotlinを習得する
- クラウドソーシングサービスとフリーランスエージェントを活用して案件を見つける
- 年収アップには、自主制作アプリ・一次請け企業と直接契約・スキルセットの拡充が効果的
本記事がフリーランスのアプリケーションエンジニアを検討している方のお役に立てば幸いです。
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