フリーランスの案件はどういったものがあるのだろう。フリーランスとして働こうと思っている人にとって、案件の概要や種類は知っておきたい情報だと思います。この記事では、フリーランスの労働条件や、仕事の種類、探し方を記載しています。自分の希望に合った案件を獲得できるよう、参考にしてみてください。
Contents
フリーランスの案件概要
フリーランスとは、企業などに属さず個人で仕事を請け負う働き方のことです。フリーランスは働く時間や場所などに縛られず自分で好きなような働き方を選びやすいという一方で、仕事を請け負うことができなければ、継続することが難しいという特徴があります。そのため、案件の獲得はフリーランスにとって重要です。
フリーランスの案件獲得手段は、取引先や知人などの人脈によるものが多く、最近ではエージェントやクラウドソーシングサービスなどが登場し、未経験でも活躍しやすい環境が整ってきています。
代表的な職種は接客系、士業系、事務系、講師系、ITエンジニア系、クリエイティブ系、インフルエンサー系など多岐にわたります。
収入は、スキルや仕事量に比例する傾向があります。スキルを身に付け、クライアントから信頼を得るなどして案件数を増やしていくなどすれば、安定した収入、高収入を目指していくことも可能です。
フリーランスの案件の探し方
フリーランスとして案件を獲得するには自身での案件探し、営業活動が必要です。知り合いなどがいない場合は、一から探さなければなりません。ここでは代表的な営業活動を2つご紹介します。
フリーランス専門のエージェントを利用する
エージェントは、営業活動や面談、契約のセッティング、報酬の請求までを代行してくれるサービスやその運営会社のことです。エージェントと面談してスキルシートや職務経歴書を提出し、希望する職種や労働条件を伝えると、マッチした案件を提案してくれます。また、エージェントによっては福利厚生やキャリア相談などのサービスを提供しているところもあります。エージェントを利用すると、案件成約後の報酬支払いの際に紹介手数料が発生する場合もあります。しかし、仕事探しにかかる時間と労力や、事務手続きの手間が省かれるので、利用するメリットは大きいでしょう。
クラウドソーシングを使う
クラウドソーシングとは、企業や個人がインターネットを利用して発注し、発注内容に合意した利用者と契約を結ぶサービスです。有名なクラウドソーシングサービスにはクラウドワークスやランサーズなどがあります。プラットフォーム上で契約に関する決まりがあり、報酬支払いについても、システムが完備されています。そのため、契約内容を確実に履行すればトラブルは発生しにくくなっています。また、クラウドソーシングには、エージェントと違い担当などはありませんので、希望にマッチした案件を自分で探す必要があります。クラウドワークス、ランサーズともに、報酬受け取り時にシステム利用料を支払う必要があります。クラウドワークスは、報酬額に対して10万円以下の部分に対しては5%、10万円〜20万円に対しては10%、20万円を超える分に対しては5%の手数料がかかり、ランサーズは16.5％（一律）となっています（2023年11月現在）。
企業に直営業を行う
企業に直営業をおこなうことも選択肢の一つです。具遺体的には、企業のお問い合せフォーム、電話、飛び込みなどがあります。電話営業、飛び込み営業は、営業経験が少ない人や、人と話すのが苦手な人には、ややハードルが高くなります。その際はメールなどの文面でおこなえる営業から始めることをおすすめします。メールを送る際は、ビジネス文章のマナーをおさえ、可能であれば自己アピールを添えた文章を作成しましょう。最近では、企業がSNSなどを通じて案件の募集をしていることもあります。その際は、指示された方式で連絡を取るのも一つの方法です。直営業で案件を獲得した場合、エージェントやクラウドソーシングのような手数料は発生しません。しかし、条件面の交渉などもすべて自分でする必要があります。
フリーランスの案件獲得におすすめのエージェント・クラウドソーシング
フリーランスの案件獲得におすすめのエージェント・クラウドソーシングを紹介します。
TechReach（テックリーチ）
テックリーチは、株式会社アールストーンの運営するフリーランス専門のITエンジニア、クリエイターに特化した案件マッチングサービスです。東証一部上場グループならではのコネクションにより、メガベンチャーからスタートアップ、隠れた優良企業まで、フリーランスではなかなか契約が難しい案件の紹介を可能としています。業界を熟知したコンサルタントが、フリーランス個々人のスキルや経験に合わせた案件を提案し、クライアントとの契約や交渉を代行してくれます。
ココナラエージェント
ココナラエージェントは、株式会社ココナラの運営するフリーランスITエンジニア、デザイナーに特化した求人・案件を取り扱う紹介サービスです。社員の半数以上が対象職種の専門人材で、最適な案件を紹介してくれます。
CrowdWorks（クラウドワークス）
クラウドワークスは、株式会社クラウドワークスの運営する個人・法人問わず、業務委託の仕事をインターネット上で発注・受注することができるマッチングサイトです。業界最多の480万人のユーザー数を誇ります（2023年11月時点）。
Lancers（ランサーズ）
ランサーズは、ランサーズ株式会社が運営するクラウドソーシングサービスです。サービス内容は、クラウドワークスと似ており、110万人以上のユーザー数を誇ります（2023年11月時点）。
会社に勤めながら副業として受注する方法も
いきなりフリーランスとして独立してしまうと、コンスタントに受注し続けることが難しくなり、フリーランスとして失敗に終わってしまう、なんてことも考えられます。そのため、会社勤めをしながら副業として案件を獲得していく方法をおすすめします。会社員をしながらフリーランスの仕事もすることで、フリーランスとしての仕事のノウハウや、顧客の獲得などを安全に進めることができます。フリーランス一本で食べていきたい、という場合も、例えば、フリーランスの収入が、会社員の収入を超えてから独立するなど、安全に移行することができます。フリーランスの仕事は多様なため、会社員の副業案件として適したものもあります。例えば、土日のみや週10時間からなどといったものも探せば見つかるでしょう。
フリーランスの案件の流れ
フリーランスとして案件を獲得し、納品するまでの流れを簡単に解説します。
プロフィールページを作成する
伝手などがない場合は、案件を自分で探す必要があります。その際、クライアントが信頼のできる相手なのか調べることもありますので、プロフィールページなどを作成し、信頼感を担保することをおすすめします。
案件に応募する/企業から依頼される
案件は、こちらから応募するか、企業から依頼してもらうかのどちらかになります。こちらから応募する場合は、エージェントやクラウドソーシングを利用し、企業から依頼してもらうには、SNSやブログなどで情報発信をしていき、企業に見つけてもらう必要があります。すぐに仕事が必要な場合は、案件に応募するとよいでしょう。
業務内容や報酬の確認
フリーランスは、仕事の遂行や、納品物を納品することがメインの仕事となります。どんな条件で報酬がもらえるのか、報酬額の確認などをおこない、しっかりと自分の仕事を管理していく必要があります。
契約
条件面が折り合えば、適宜契約をおこないます。
制作
自分のスキルを活かし、業務を遂行します。このとき、仕事のやり方については任せられますが、その一方で納期などの条件を守ることは必須となります。
納品
納品物を納品する必要がある案件では、納品をおこないます。クライアント側で検品をおこない、認められれば納品完了となります。
プログラミング案件の例
プログラミン案件の例を紹介します。
業務システム開発
業務システムの開発とは、会計管理、顧客管理など、企業が業務をおこなううえで必要なシステムの開発です。大規模なものが多く、また個人に受注されることは少ないため、多くの場合、エージェントなどから案件の募集をおこない、開発チームのメンバーとしてアサインします。
Webサイト・アプリ開発
WEBサイト、WEBアプリ開発とは、個人用・法人用のWEBサイトやWEBアプリの開発です。企業のコーポレートサイトなどの比較的小規模なものから、ECサイトなど比較的大規模なものがありますが、個人で受注することも可能です。小規模なサイト制作の場合、受注から納品まで一か月程度しかかからないものもあり、安定した受注が課題となります。
スマホアプリ開発
スマホアプリ開発とは、AndroidやiPhoneなどのスマートフォンにインストールして動作するアプリの開発です。大規模な開発なものが多く、こちらも多くの場合、エージェントなどから案件の募集をおこない、開発チームのメンバーとしてアサインします。
ゲーム開発
ゲーム開発とは、コンシューマー向け、スマートフォン向けのゲームの開発です。大規模な開発なものが多く、こちらも多くの場合、エージェントなどから案件の募集をおこない、開発チームのメンバーとしてアサインします。
フリーランスとして案件を増やすためには
フリーランスとして案件を増やす方法を解説します。
ポートフォリオを用意する
企業が依頼の際に、納品のクオリティや、フリーランスとしての実績を重視することがあります。その際に役立つのがポートフォリオです。自分が過去にこなしてきた案件はポートフォリオとして、きちんと残していくことをおすすめします。
スキルを上げる
フリーランスには、年功序列が存在しません。その代わり、スキルを上げることで、収入を増やしていくことができます。
締切厳守・なるべく早いレスポンスを意識する
企業がフリーランスを活用するメリットとして、確実に納品してくれる、すぐに反応してくれる、というのがあげられます。この点を徹底すること、顧客の信頼感は高まり、安定した顧客獲得につながります。
市場のニーズを見極める
上記でスキルを上げる、と記載しましたが、市場にはニーズがあり、それに応じて求められるスキルも変わってきます。スキルを上げることは大事ですが、それは同時に市場のニーズを見極めたものである必要があります。
SNSを活用する
最近では、SNSによる仕事の受注の機会が高まっています。SNSを活用し、自分のスキルや人柄などを伝えていくことも大切ですが、フォロワー数なども見られることがあるので、しっかりとブランディングを意識して活用することをおすすめします。
まとめ
フリーランスのプログラミング案件は無数にあります。だからこそ、希望する条件と現実的な条件を鑑みて案件を獲得することもできますし、理想の条件以外は契約をしないといった選択をすることもできます。フリーランスエンジニアは技術者であるとともに、個人事業主として経営者の側面も持っています。この記事を参考にし、納得のいく案件が獲得できるよう行動してみてください。
フリーランスの案件をお探しの方はTechReachにご相談ください。
TechReachを運営する株式会社アールストーンはIT・Web業界特化で15年以上の実績がございます。
そのため、高単価・高品質な数多くの案件紹介が可能です。
また一人のコンサルタントが企業と求職者様の担当を行う「両面型エージェント」を採用しているため、あなたの希望に合う案件がきっと見つかるはずです。
TechReachを活用して、理想の案件を見つけましょう！
