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Laravelでフリーランスを目指すには?案件例とキャリアパス、高単価を目指すためのスキルをご紹介

PHPのフレームワークLaravelは、シンプルで使いやすく、高い生産性を実現できることから、WEBアプリケーション開発の現場で人気が高まっています。フリーランスLaravelエンジニアの需要も高く、高単価案件も豊富です。

テックリーチでは多くのLaravelエンジニアの方々に案件を獲得いただいており、実際の案件をもとに、案件の単価感や必要なスキル感などを確認いただくことが可能です。

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Laravelとは

Laravelは、PHPのWEBアプリケーション用フレームワーク(プログラミングの効率化や品質向上のために用意された開発ツール)です。

Laravelの特徴

Laravelは、PHPのフレームワーク中でも、柔軟性と使いやすさで際立っています。初心者にも親しみやすい設計で、開発の生産性を向上させられます。

認証機能やデータベース操作、メール送信など必須の機能を豊富に備えており、効率的な開発を実現します。MVCの採用によりセキュリティと保守性に優れたWEBアプリケーションを効率良く開発できます。

※MVCは、ソフトウェアを開発する際に使われるパターンで、データ(モデル)、見た目(ビュー)、そして両者をつなぐ役割(コントローラ)を分けて管理する方法です。

Laravelエンジニアの仕事内容

Laravelエンジニアは、PHPおよびLaravelフレームワークを活用して、WEBアプリケーションやWEBサービスの開発業務を手がけます。業務範囲には、システムの要件定義、設計、プログラミング、テスト、運用保守など、開発プロセス全体が含まれます。プロジェクトによっては、フロントエンドの開発やインフラの構築を担当する場合もあります。

具体的な案件としては、社内用業務システム、ECサイト、SNSなどの開発があります。

Laravelエンジニアの魅力的な働き方

Laravelエンジニアは、フリーランスとしての柔軟な働き方が魅力です。好きな案件を選んで働けるうえ、フルリモートの案件も多く、ワークライフバランスを調整できます。

人気フレームワークとなったLaravelのおかげで、案件は豊富にあり、特に大規模システムやWEBアプリケーションの開発案件が目立ちます。つまり、長期的なプロジェクトが多く、安定して収入を得やすい職種です。

未経験でもLaravelでフリーランスエンジニアになれる?

Laravelは比較的習得しやすいことで知られています。未経験からLaravelでフリーランスエンジニアを目指せるでしょうか。

Laravelの習得

Laravelは、わかりやすく使いやすい設計で、書籍やオンライン学習サイトを活用すれば、独学でもスキルを身につけられます。

ただし、プログラミングの基礎知識がない状態からいきなりLaravelを学ぶのはハードルが高いかもしれません。まずはPHPの文法とオブジェクト指向の概念を理解し、公式ドキュメントを読みながら実際に手を動かしてアプリケーションを作ることが大切です。

未経験からLaravelでフリーランスエンジニアを目指すことも可能です。Laravelは需要が高く案件も豊富で、一定レベルのPHPやフロントエンドのスキルは必要ですが、比較的容易にマスターできます。

フリーランスエージェントを活用し、リモートワーク可能な案件を選べば、副業として始め、スキルアップできます。計画的に学習を進め、エージェントの支援を活用すると、フリーランスエンジニアを目指せるでしょう。

Laravelエンジニアのキャリアパス

Laravelエンジニアのキャリアパスは、経験とスキルによって異なります。

初級レベルでは、Laravelの基本的な使い方をマスターし、簡単なWEBアプリケーションの開発を担当します。中級レベルになると、より複雑なアプリケーションの開発を任され、Laravelの高度な機能を使いこなせることが求められます。例えば、認証機能やデータベースのリレーションなどです。

上級レベルになると、アプリケーション全体のアーキテクチャ設計や、フレームワークそのものの改良など、高度な仕事を任されるようになります。上級レベルでは、Laravelに関する深い知識だけでなく、ソフトウェア工学の原理原則に基づいた設計手法なども身につけている必要があります。

Laravelの需要と将来性

近年、LaravelはWEBアプリケーション開発の分野で注目を集めています。Laravelフレームワークが開発者に人気な理由は、使いやすさと高い生産性にあります。

Laravelでは認証機能、データベース操作、ルーティングなど基本的な機能を簡単に実装できますし、Bladeテンプレートエンジンによる可読性の高いテンプレート作成が可能です。また、世界中の開発者と情報交換がおこなえる活発なコミュニティも、Laravelの需要をあと押ししています。

WEBアプリケーション開発の需要は増加の一途をたどることが予想されるため、Laravelの将来性はかなり明るいです。継続的なアップデートにより新機能が追加され、最新の開発トレンドに対応している点も、Laravelが長期にわたって重宝される理由の1つです。以上の点から、Laravelを学ぶことはエンジニアにとって有利なスキルと成り得ます。

フリーランスLaravelエンジニアの平均年収・案件単価

フリーランスLaravelエンジニアの平均年収や案件単価はどのくらいなのでしょうか。テックリーチの案件データによると、2024年4月時点でのLaravel案件の平均単価は69万円となっています。年収を12ヵ月分で換算すると、平均年収は828万円になります。

平均年収を他のプログラミング言語やフレームワークと比較してみましょう。

言語・F/W平均単価平均年収(単価×12ヵ月)
Java66万円792万円
PHP69万円828万円
Python70万円840万円
Ruby74万円888万円
JavaScript65万円780万円
TypeScript73万円876万円
C#63万円756万円
Go74万円888万円
Swift72万円864万円
C言語60万円720万円
COBOL53万円636万円
VB.NET57万円684万円
HTML563万円756万円
C++61万円732万円
SQL61万円732万円
Kotlin72万円864万円
VBA52万円624万円
Dart70万円840万円
Objective-C68万円816万円
Flutter80万円960万円
Laravel69万円828万円
Symfony78万円936万円
FuelPHP65万円780万円
CodeIgniter70万円840万円
CakePHP70万円840万円
Struts63万円756万円
Ruby on Rails75万円900万円
Springboot67万円804万円
React73万円876万円
Django69万円828万円

出典:テックリーチのエンジニア案件(2024年4月時点)

LaravelはPHPのフレームワークですが、PHPの平均単価69万円と同水準です。一方、Go言語やRubyなどの案件は比較的高単価となっています。特にFlutterやSymfonyなどのフレームワークは、Laravelよりも高い平均年収となっているのがわかります。

また、フリーランスと会社員の年収を比べてみると、会社員Laravelエンジニアの平均年収は684万円(平均月給57万円×12ヵ月)となっています。フリーランスLaravelエンジニアの平均年収828万円と比較すると、144万円の差があります。

フリーランスのほうが早くに高い年収を得られる可能性がありますが、一方で案件の安定性などの面ではリスクもあるでしょう。自身のスキルや経験、ライフスタイルに合わせて、フリーランスか会社員かを選択するのがよいでしょう。

いずれにしても、Laravelエンジニアとして高い年収を得るには、最新の知識や周辺技術のスキルを身につけ、実務経験を積んでいくことが重要です。マネジメント力や上流工程の経験なども、単価アップのポイントとなるでしょう。

Laravelのフリーランス案件例

Laravelのフリーランス案件には、どのようなものがあるのか、テックリーチの実際の案件例をもとにご紹介します。

WEBアプリケーションの開発

フルリモート可能|【PHP】詳細設計以降のWEBアプリケーション開発支援(アプリケーションエンジニア)

業界WEBサービス
職務内容WEBアプリケーションの開発
ポジションアプリケーションエンジニア
スキルPHP、Laravel
勤務地フルリモート
雇用形態業務委託(準委任)

Laravelを使って詳細設計以降の開発を担当します。基本設計までクライアント側で実施済みのプロジェクトに参画し、仕様を理解したうえで、開発計画の立案から実装までを担当します。

フルリモートで、雇用形態は業務委託での契約のケースが多くなっています。

システム開発・改修

フルリモート可能|【PHP】チケット販売管理システム開発(フロントエンドエンジニア)

業界WEBサービス
職務内容基本設計~運用保守
ポジションフロントエンドエンジニア
スキルPHP、AWS、Laravel、JavaScript、HTML5、Vue.js
勤務地フルリモート
雇用形態業務委託(準委任)

チケット販売管理システムの開発案件で、基本設計からテスト、運用保守、ドキュメント作成まで担当します。

開発言語はPHP、JavaScript、HTML5が主で、フレームワークにはLaravelやVue.jsを用います。

本件に限らず、インフラ環境としてAWSを使用する案件は増えているため、AWSなどクラウドコンピューティング環境でのアプリケーションの構築経験を積んでいると各種の案件に参画しやすいでしょう。

WEBサイトの構築

常駐|【PHP】WEBサイト構築および業務システム開発におけるSE(システムエンジニア(SE))

業界WEBサービス
職務内容テクニカルディレクターとしてプロジェクトを推進していただきます。
ポジションシステムエンジニア(SE)
スキルPHP、Laravel、AWS
勤務地東京都渋谷駅
雇用形態業務委託(準委任)

WEBサイトの構築案件では、要件定義から基本設計、開発、運用までを幅広く担当する案件は多いです。クライアントの課題解決に向けた施策の提案もおこないます。

プロジェクトマネジメントとして、工数算出やスケジュール管理、品質管理なども担います。

開発言語はPHP、フレームワークはLaravel、インフラ環境はAWSが主流です。

常駐案件の場合は、クライアント先の最寄り駅周辺で勤務となります。

Laravelの案件を獲得する方法

フリーランスエンジニアに重要な、案件の継続した獲得には何が必要でしょうか。具体的な方法を見ていきましょう。

エージェントを活用する

フリーランスエンジニア向けのエージェントサービスは、専任のエージェントが企業とあなたの間に入り、マッチングから契約締結までをサポートしてくれます。案件紹介だけでなく、スキルに見合った単価交渉、トラブル対応、キャリア相談など、フリーランス活動を手厚くバックアップしてくれるのがメリットです。

特に経験者は未経験者よりも案件へのマッチング率が高まり、高単価のプロジェクトを獲得する可能性も上がります。

『テックリーチ』は、メガベンチャー、スタートアップ、老舗SIer企業まで、広いネットワークを活用して業界トップクラスの案件をご提案します。ご興味がございましたら次のエントリーフォームよりお申込みください。

 

エントリー(テックリーチ公式ホームページ)

クラウドソーシングサービスを利用する

ランサーズ、クラウドワークスなどのサイトに登録すると、企業から直接案件が舞い込んできます。自分のスキルとマッチした案件にエントリーして、条件が合えば受注できます。

ただし単価が低めな傾向にあり、エージェントのようなサポートは受けられません。とはいえ、実績作りのファーストステップとしては有効です。

フリーランス初心者の方や、スキルに自信のない方は、まずクラウドソーシングで経験を積むのも一案です。徐々に単価や規模のアップを目指していきましょう。

知人を経由して紹介を受ける

Laravelエンジニアとして一定の評価を得られれば、クライアントから直接声がかかることもあります。WEBディレクターなどの上流工程に携わる方や、フリーランス仲間からの口コミで仕事が舞い込むことも。

日頃から人脈を広げ、自分の仕事ぶりをアピールしておくことが大切です。特にプロジェクトマネジメントのスキルがあれば、エンジニアリングだけでなく、企画提案や要件定義フェーズから参画しやすくなります。

単発の案件だけでなく、長期的に依頼してもらえる関係を築ければ、安定的な収入を得られるでしょう。

Laravelで高単価を目指すために必要なスキルセット

Laravelの高単価な案件に参画するにはどのようなスキルが必要となるのでしょうか。項目別に見ていきましょう。

最新のLaravelに関する知識

Laravelは頻繁にバージョンアップがおこなわれ、新機能の追加や仕様変更があります。最新バージョンの知識やスキルが必要とされる案件もあるため、常に最新情報を確認し、新しいことを学び続けることが重要です。

データベース・ネットワークに関する知識

システム開発ではデータベースを扱うことが多く、特にPHPではMySQLを使うことが一般的です。そのため、MySQLをはじめとするデータベースの知識が必要不可欠です。またAWSなどのクラウドサービスを使った開発案件も増えているため、ネットワークの知識も身につけておくとよいでしょう。

ほかの言語やフレームワークに関する知識

Laravel以外のPHPフレームワークと併用している案件や、JavaScriptなどのほかの言語を組み合わせて開発する案件もあります。幅広い案件に対応できるよう、Laravel以外の知識も習得しておくことをおすすめします。

マネジメント力

チーム開発では、メンバー間の連携やコミュニケーションが欠かせません。マネジメント力があれば、チームをまとめリードできます。マネジメントのノウハウを持っているだけでも、市場価値は高まる可能性があります。

上流工程の経験

要件定義や設計など、上流工程を担当できる経験とスキルがあれば、より高度な案件にアサインできます。フリーランスとして独立する際にも、上流工程のスキルは強みになるでしょう。

GitHub活用スキル

GitHubなどのバージョン管理システムは、チーム開発で欠かせないツールです。GitHubやbitbucketなどのツールを扱えるスキルは、案件参画の必須条件になりつつあります。

まとめ

Laravelは、PHPのフレームワークのなかでも特に人気が高く、案件も豊富です。PHPとLaravelの組み合わせは初心者でも学習しやすいため、未経験からLaravelエンジニアを目指すのもよいでしょう。

本記事を参考に、Laravelエンジニアへの第一歩を踏み出してみてください。

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