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フリーランス初心者の案件獲得方法・注意点をご紹介

会社という組織に所属せず、個人で仕事を受けて働くフリーランス。新型コロナウイルスのまん延にともない、従来の働き方が見直される現在、フリーランスに興味を持つ方も多いかと思います。

そこでフリーランス初心者の方に向けて、フリーランスの特徴や案件の獲得方法、気をつけるべきポイントなどをまとめています。

会社から独立して収入を得ていきたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

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フリーランスとしての働き方

フリーランスとして働く方の実態は、どのようなものなのでしょうか。一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリアフリーランス協会がまとめた『フリーランス白書2020』によると、

”今の働き方に対する全般の満足度は83.6%。”

と、現状に満足している方が8割を超えています。

また、

”会社員経験のあるフリーランスは、会社員時代と比較して、「働く時間」と「ストレス」は減った人が多く、「満足度」「スキル/経験」「自由時間」「自己投資」「生産性」「人脈」は増えた人が多い。「収入」は増えた人が半数程度である。”

といったデータも明らかになっており、半数ほどの方が労働環境や収入の面でメリットを感じているようです。

出典元:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 「フリーランス白書 2020」

業務に必要な知識・技術を学び続ける

フリーランスは会社員と違い、自分自身の需要を高めなければ収入が途絶えてしまいます。

そのため、自分のできること以外の興味がある分野に飛び込んで仕事の幅を広げたり、市場のニーズに合わせて知識や技術の獲得・更新をしたりすることで、自らの価値を高める必要があります。

先述の『フリーランス白書2020』によると

”将来のキャリアやスキルの向上のために自己投資している回答者は66.2%。具体的な実行内容でもっとも多かったのは「書籍を購入している」で79.0%、ついで「仕事を受ける際に自分への投資にあたるものを優先している」が50.3%と続く。”

と、半数以上の方が勉強や、案件獲得に工夫をこらすことでスキルアップを図っていることがわかります。

出典元:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 「フリーランス白書 2020」

継続的な仕事獲得は紹介が多い

フリーランスが仕事を獲得した経緯として多いのは、過去の取引先からの依頼、または現在の取引先から継続して発注がくるケースです。

企業からすれば、仕事ぶりや人格などがわかっているほうが依頼がしやすいという実情があるのでしょう。また、友人など人脈から仕事につながる場合もめずらしくありません。

フリーランスの場合、実際の業務だけでなく営業活動も自分の手でおこなう必要があります。収入アップを意識する場合には、プライベートでの行動範囲を広げるのも選択肢の一つです。

労働時間やスケジュールなどは全て自己管理

仕事の獲得とともにフリーランスに必要なのは、自己管理です。仕事の受注量、1ヵ月あたりの業務時間など、スケジュール管理を自分の手でおこなう必要があります。

また契約や帳簿といったバックオフィス業務も、自身で取り組まなくてはいけません。現在はフリーランス向けの会計サービスなどもあるので、それらを活用して効率よく対応しましょう。

フリーランスに多い職業とは

フリーランスで働く方が多い職業として、Webライターやデザイナー、ITエンジニアなどが挙げられます。特にWebライターはパソコンで作業が完結し、これといった資格も必要でないため、参入のハードルが低いといえます。

デザイナーやITエンジニアなどスキルが必要な仕事は、企業で働いて技術と実績を積みあげてから独立するケースが多いようです。

フリーランス初心者はどのように案件を探せばいい?

会社員時代には営業担当が仕事を獲得してきたため、案件をどのように探せばよいのかわからない方も多いかと思います。そこでフリーランス初心者の方でも仕事を得ることができるよう、案件の探し方をいくつか具体例を挙げて紹介します。

エージェントに登録する

まずは企業とフリーランスをつなぐ、エージェントサイトに登録してみましょう。機械的に企業とマッチングしてくれる手軽なものから、担当者がカウンセリングをしたうえで適した案件を紹介してくれるものまで、さまざまあります。

無料で利用できるところが多いので、案件の偏りを防ぐために複数のサイトで登録してみることをおすすめします。

クラウドソーシングサービスを利用する

より手軽なかたちで仕事を獲得したい場合は、クラウドソーシングサービスを利用するのも手です。

クラウドソーシングサービスとは、仕事を発注したい企業や個人と、フリーランスをつなげてくれるもので、Lancers(ランサーズ)やCrowdWorks(クラウドワークス)といったものが有名です。なかにはライティングやイラストレーションなど、特定のジャンルに特化したサイトもあります。

案件数や、サービス利用時の手数料などに違いがあるので、よく吟味して利用するようにしましょう。

直営業を行う

他人の力を借りずに、企業に対して直接電話やメールで連絡をとって仕事を得るという方法もあります。新規に事業をはじめたばかりの企業であれば、人手が足りずに協力を依頼される可能性も考えられます。

会社員時代に営業の経験がある方、コミュニケーション能力を含め、フリーランスとしての自分のスキルに自信がある方は、一見初歩的に見えるこちらの方法が功を奏すかもしれません。

独立前の勤務先や取引先・知人をあたる

リスクの観点からいえば、企業からすると請負人の能力や人格を把握できていることは大きなメリットです。逆にいえば、自分のスキル、性格といったことを知っている以前の勤務先や取引先、知人に営業をかければ闇雲に営業をするよりも案件獲得に結びつきやすいと考えられます。

実際に一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリアフリーランス協会がまとめた『フリーランス白書2020』によると、フリーランスの方々は

”直近1年間で最も収入が得られる仕事の受注経路は、「人脈」と「過去・現在の取引先」が全体の75.1%を占める。”

と答えています。

フリーランスになったのであれば、以前の職場や友人たちに独立したこととその分野を伝えておくことをおすすめします。すぐに仕事につながらなくとも、フリーランスで活動していることを認知してもらえれば後々連絡がくることもあります。

出典元:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会 「フリーランス白書 2020」

フリーランス初心者が営業・応募する際の注意点

自分自身で業務に関する責任をすべて負うフリーランスだからこそ、ちょっとしたことが後々大きなトラブルを招くことも考えられます。そこで営業や仕事の応募に関する注意点をいくつかまとめてみました。

できないのに「できる」と言わない

鳴り物入りで独立を果たした場合を除き、駆け出しフリーランスに仕事の受注が殺到するケースは稀です。そのため、仕事を得たい一心で多少無理な条件でも、できると答えてしまいたくなることもあるでしょう。

しかし、無理がたたって納期に間に合わなかった、仕様を満たせない低品質のものを納めることになったといった結果になれば、依頼主の信用を損ね、継続した案件獲得が難しくなります。

スキルはもちろん、スケジュールの面でも、きちんと自分のできる範囲内で仕事を受けるようにしましょう。

エージェント利用時はスキル・希望条件を明確に伝える

営業活動に自信が持てない場合は、エージェントサイトを利用することをおすすめします。その際に気をつけるポイントは、自分の実務経験やスキル、稼働可能な時間帯、時間あたりの単価をはじめとする希望などを明確にエージェントに伝えることです。

特に労働条件は妥協できる点を含めて、細かく伝えておくと自分に合った仕事を紹介してもらいやすくなります。

週次・月次あたりの稼働時間を決めておく

フリーランスは自分の裁量でどこまででも仕事量を増減することができます。だからこそ、スケジュール管理には気を配るべきです。

例えば、1日8時間の労働を目安とし、1週間に40時間、1ヵ月に160時間まで業務に取り組むことにすると、無理なく働きやすいでしょう。

ときには収入アップのために業務時間を増やす週を作ったり、逆に仕事を減らしてスキルを高めるべく勉強会に出席したりするといった調整をするのもよいアイデアです。

ぜひフリーランスだからこそできる働き方を追究してみてください。

受注を焦らなくてよい環境づくりが大切

会社員と違い、フリーランスはどうしても得られる給与に波ができます。そんなとき、受注を焦って自分のスキル以上の仕事を引き受けたり、厳しい納期での業務を選んだりせずに済むよう、ぜひ貯金をしておいてください。

現在会社員の方は、実績づくりやスキルの習得も兼ねて副業から個人としての活動をはじめてみましょう。個人で受注した仕事で得た給与を貯金に回しておけば、独立した際の安定感が違います。万一案件が途絶えてしまったときも、貯金があれば心理的な余裕が生まれます。

まとめ

フリーランスは、業務に関わることのすべてを自分で取り仕切らなくてはいけません。しかし、会社員よりも労働時間や仕事に関するストレスを減らせる可能性があり、スキルや交渉次第では収入のアップも期待できます。

一人で黙々と業務に取り組むことが好きな方はもちろん、自分の現状に満足していない方、好奇心旺盛でスキルアップが好きだという方は、ぜひフリーランスという働き方を検討してみてください。

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