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「azure」とは?メリット・デメリットや今後の将来性をわかりやすく解説

Microsoft社のクラウドサービス「Azure」をご存知でしょうか。

高いセキュリティ、オンプレミス環境との親和性の高さで、金融や公共機関、医療など、幅広い業界で導入が進んでいます。

クラウドサービス市場の拡大にともない、Azureの専門的な知識を持つエンジニアの需要は今後さらに高まると予想されます。

本記事では、Azureの特徴やメリット・デメリット、将来性を詳しく解説します。

Azureとは

Azureとは、Microsoftが提供するクラウドコンピューティングサービスです。コカ・コーラやBMW、Adobe、富士通、トヨタ自動車など、世界中の一流企業に利用されています。

Azureでは、サーバーやネットワークなどのインフラをクラウド上で提供しています。また、IoTやブロックチェーン、機械学習、データ分析など、さまざまな開発業務をクラウド上でおこなうためのプラットフォームも用意されています。

ユーザーは、自分のニーズや目的に合わせて、Azureの多様なサービスを自由に組み合わせて使えます。例えば、ビッグデータの分析や、ゲームの開発などに活用できます。

つまりAzureとは、ユーザーのアイデアを実現するための基盤を、クラウド上で提供するサービスです。インターネットにつながったパソコンさえあれば、場所を選ばず利用できる点も魅力です。

Azureのようなクラウドサービスを使えば、自前でサーバーを用意する必要がなくなります。初期コストを抑えつつ、スピーディーにシステム開発を進められます。

Azureの機能

Azureでは、どのようなことができるのでしょうか。代表的なものをご紹介します。

・Azure Functions

「Azure Functions」は、サーバーを設置不要でコードを実行できるサービスで、手軽にさまざまなプログラミング言語で開発ができます。

・Azure Virtual Machines

「Azure Virtual Machines」では、WindowsやLinuxなどのOSを実行でき、実際の物理サーバーの代わりになります。

・Azure App Service

「Azure App Service」は、WEBアプリやモバイルアプリのバックエンドをクラウド上で構築でき、負荷に応じて自動調整されるため運用が容易になります。

・Azure SQL Database

「Azure SQL Database」ではデータベースを新たに設立したり、既存のものをクラウドへ移行できます。

・Azure AI

「Azure AI」は、音声認識や画像認識などAI技術をアプリケーションに組み込んだり、手軽にAIソリューションを構築できます。

・Azure DevOps

「Azure DevOps」は、開発プロセスをサポートしてくれる一連のツールです。開発チームとのコミュニケーション、ソースコード管理などが効率的におこなえ、開発作業がスムーズに進みます。

・Azure Active Directory

「Azure Active Directory」は、ID管理やアクセス制限などのアクセス管理機能を提供し、安全にクラウドサービスを利用できます。

・Azure Information Protection

「Azure Information Protection」では、電子メールやドキュメントのセキュリティを保護でき、情報の機密度に応じた保護が可能です。

利用シーンに合わせて機能を適切に組み合わせれば、エンジニアはクラウドを活用して効果的なシステム構築や業務効率化を実現できます。

Azureを導入するメリット

Azureを導入する具体的なメリットを4つのポイントから見ていきましょう。

Microsoft Windowsの関連製品と連携しやすい

Azureは、Microsoft社が提供するクラウドサービスです。そのため、Windows系のオンプレミスサーバーやOffice製品との親和性がかなり高いです。連携や移行がスムーズにおこなえ、開発や運用の手間を減らせるでしょう。

日本円での支払いができる

Azureは、米国Microsoft社のサービスですが、日本円で支払いができます。為替リスクを気にせず利用できるのは、日本の企業にとって大きなメリットです。また、従量課金制のため、使った分だけの支払いでコストを最適化できます。

日本の法律が適用される

Azureは、日本のデータセンターにサーバーがあり、日本の法律が適用されます。海外サーバーの場合、適用される法律が異なるため、トラブル発生時の対応などが難しくなる恐れがありますが、Azureなら安心して利用できるでしょう。

セキュリティ対策が強化されている

Azureは高度なセキュリティ対策が施されています。Microsoft社は、世界トップクラスのサイバーセキュリティ企業でもあり、培った技術力を活用しています。また、国際的なコンプライアンス基準にも準拠しているため、安全性も高いのが特徴です。

Azureを導入するデメリット

Azureは最新のクラウドコンピューティングサービスですが、注意が必要な点もあります。2点ご説明します。

専門知識・スキルが必要

Azureを最大限に活用するには、クラウドやネットワークの専門知識・スキルがある程度必要です。社内に専門人材がいない場合、導入や運用が難しくなる可能性はあります。また、AWSに比べると情報が少なく、技術習得にも時間がかかるでしょう。

通信トラブルが発生しやすい

Azureはクラウドサービスのため、ネットワークの安定性が必要不可欠です。通信回線の品質が悪いと、接続が不安定になったり、最悪の場合はサービスが利用できなくなったりします。対策として、回線の冗長化などを検討する必要があるでしょう。

Azureの将来性

Azureは、Microsoft社から提供されているクラウドサービスです。近年では、クラウドサービスの利用は企業間で拡大しており、特にAzureは多くの企業から注目されています。

Azureが人気の理由は高いセキュリティ性能にあります。ISO 27001やCISなどのセキュリティ規格に対応し、AIを利用しての外部攻撃検出機能を備えているなど、セキュリティ面で信頼性が高いです。機密データを多く扱う金融機関や公共機関でも安心して使うことができます。

オンプレミス環境との高い親和性もAzureの利点として挙げられます。すべてのシステムをクラウドへ移行することが難しい企業でも、一部のシステムをスムーズにAzureに移行できます。加えて、LinuxやOSSのサーバーも引き続き利用できるなど柔軟性も魅力の1つです。

Azureは、金融、公共、医療、エネルギー、通信など多岐にわたる業界で採用が進んでいます。クラウドサービスの需要がさらに拡大する中で、企業がプロジェクトを外部委託するケースは増えており、Azureエンジニアへの案件も増加中です。

クラウド技術の進化や新サービスの登場に対応できるスキルを身につけることが、Azureエンジニアとしてのキャリアアップにつながります。ITインフラやアプリケーション開発の現場で、Azureの専門的な知識を持つエンジニアが重要な役割を担っていくことは間違いありません。

まとめ

Azureは、高度なセキュリティ対策とオンプレミス環境との親和性の高さから、さまざまな業界で活用されています。クラウドサービス需要の拡大にともない、Azureエンジニアの活躍の場はさらに広がるでしょう。

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