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VBA(Excel・Access)の資格一覧|おすすめの勉強方法とは?

VBAは聞いたことがなくても、ExcelやAccessは使っている方が多いかもしれません。 VBAはExcelなどをより便利にしてくれる強力なツールです。 VBAの基本やVBAの資格を解説するのはもちろん、 VBAで一体何ができて習得するとどういったメリットがあるのか、 VBAを習得するとうれしい職種や向いている業務内容、VBAが一般的にどういう場面で使えるのかを見ていきましょう。

 

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VBAとは

VBAとはMicrosoft Officeシリーズで使用できるプログラミング言語です。

正式名称は Visual Basic for Applicationsといい、Microsoft社が作ったプログラミング言語の Visual Basic をオフィスソフト向けにカスタマイズしたものです。

VBAを使うと、ExcelやWordなどオフィスソフトの機能を組み合わせて業務を自動化したり、アプリケーションを開発したりできます。

マクロとは

マクロは、パソコンの操作を自動化する機能です。

例として、月間の売上をExcelで集計して上司に報告する業務を担当しているとします。

店舗の売上データを10店舗それぞれ別々のExcelファイルとして受け取っているとしたら、 集計するたびに10回はExcelファイルを開いて数字をコピーする必要があります。 毎月報告していたら年間に100以上のファイルを開くことになります。

マクロを使えば、こうした業務を自動化できます。

Microsoft OfficeシリーズではVBAと呼ばれるプログラミング言語を使ってマクロを作成していきます。

VBA(Excel・Access)の資格は「VBAエキスパート」のみ!

Microsoft Officeのマクロ・VBAを使いこなすスキルを客観的に証明できる資格には「VBAエキスパート」があります。

資格問題数試験時間合格基準受験料(税込)レベル
Excel VBA
ベーシック(初級)

40問前後50分650~800点/1,000点 (難易度に応じて変動)13,200円VBAの入門者向け
Excel VBA
スタンダード(上級)
40問前後50分650~800点/1,000点 (難易度に応じて変動)14,850円VBAの基礎を理解した人向け
Access VBA
ベーシック(初級)
40問前後50分650~800点/1,000点 (難易度に応じて変動)13,200円VBAとデータベースの入門者向け
Access VBA
スタンダード(上級)
40問前後50分650~800点/1,000点 (難易度に応じて変動)14,850円VBAとデータベースの基礎を理解した人向け

ExcelとAccess向けにベーシック(初級)・スタンダード(上級)の2つのレベルで実施されます。

すでにVBAエキスパートやマイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)の資格をお持ちの方には受験料が割引になる制度もあります。

Excel VBA ベーシック(初級)

 

出題形式・選択肢・ドロップダウンリスト・クリック・ドラッグ&ドロップ・穴埋め記述引用:(公式)出題例
試験方法試験会場に行き、パソコン(PC)を使い受験
試験時間50分
問題数40問前後
合格点650~800点/1,000点(難易度に応じて変動)
受験料(税込)13,200円
受験料(割引受験制度適用時)(税込)11,880円
公式サイトhttps://vbae.odyssey-com.co.jp/about/excel_basic.html

Excel VBA ベーシックはVBAの入門者が始めに取り組むのに適していて、 マクロの基本から、VBAを使って簡単なマクロを作成できるまでの範囲が出題されます。VBAの資格としては入門者向けのものとなっています。

Excel VBA スタンダード(上級)

 

出題形式・選択肢・ドロップダウンリスト・クリック・ドラッグ&ドロップ・穴埋め記述引用:(公式)出題例
試験方法試験会場に行き、パソコン(PC)を使い受験
試験時間50分
問題数40問前後
合格点650~800点/1,000点(難易度に応じて変動)
受験料(税込)14,850円
受験料(割引受験制度適用時)(税込)13,420円
公式サイトhttps://vbae.odyssey-com.co.jp/about/excel_standard.html

Excel VBA スタンダードは、ベーシックよりもさらに実践的なスキルを問われます。 VBAの基礎知識に加え、プログラミング言語の機能やExcelの各種機能の活用、エラーの対処などを範囲としています。

あるていどVBAでマクロを作成するスキルが身についた方向けです。

Access VBA ベーシック(初級)

 

出題形式・選択肢・ドロップダウンリスト・クリック・ドラッグ&ドロップ・穴埋め記述引用:(公式)出題例
試験方法試験会場に行き、パソコン(PC)を使い受験
試験時間50分
問題数40問前後
合格点650~800点/1,000点(難易度に応じて変動)
受験料(税込)13,200円
受験料(割引受験制度適用時)(税込)11,880円
公式サイトhttps://vbae.odyssey-com.co.jp/about/access_basic.html

Access VBA ベーシックは、VBAでAccessの操作を自動化したい方向けの内容となっていて、 VBAの基本的な文法、データーベースの基礎とSQLの基礎知識が出題されます。

より実践的なアプリケーション開発の入門に向いた内容となっています。

Access VBA スタンダード(上級)

 

出題形式・選択肢・ドロップダウンリスト・クリック・ドラッグ&ドロップ・穴埋め記述引用:(公式)出題例
試験方法試験会場に行き、パソコン(PC)を使い受験
試験時間50分
問題数40問前後
合格点650~800点/1,000点(難易度に応じて変動)
受験料(税込)14,850円
受験料(割引受験制度適用時)(税込)13,420円
公式サイトhttps://vbae.odyssey-com.co.jp/about/access_standard.html

Access VBA スタンダードは、VBAでAccessを活用したアプリケーションを開発したい方向けの内容で、 ベーシックの内容に加え、より高度なVBA文法やSQLの知識、マクロ文の読解力・記述力、実際のアプリケーション開発で必要となるフォームやレポート、外部データーベースとの接続やデバッグなど実践的な知識が出題されます。

Accessを使って業務で使うアプリケーションを開発するスキルを習得するのに適した内容です。

MOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト資格)との違い

同種の資格ではMOS(マイクロソフト・オフィス・スペシャリスト資格)がありますが、VBAエキスパートとの違いは

 

• MOS は Excel や Access を使うスキルを認定

• VBAエキスパート は Excel や Access のマクロを作成するスキルを認定

 

となっており、オフィスソフトの操作ではなく、マクロをプログラミングして作業を自動化するスキルを問われるのが VBAエキスパート資格です。

VBA資格の学習前に把握しておきたいポイント

VBAの資格を取得して実際の業務で使うアプリケーション開発をしたい方や VBAを使って実際に何ができるようになるのか疑問をお持ちの方も多いと思います。

VBAの学習が実際にどういった業務で役立つか見ていきましょう。

VBAを使うシーンの把握

VBAが実際にどういった業務を自動化し便利にできるのかを把握すれば、自社や転職先の業務で役立つかどうかの判断材料になります。

業務の流れの中からプログラミングできる要素を見つけるには、「入力→処理→出力」の3段階で切り分けるとわかりやすいです。

業務の例を挙げます。

 

•工場の例では、原材料をラインに投入して→何らかの加工や組み立てをして→最終製品が生み出されます。

•事務作業の例では、各営業所の先月の売上をメールで受信→Excelで集計して→報告書を作成します。

 

3段階で業務を切り分け、Excelの操作やVBAの機能と比較してみると

段階業務の例Excelの操作VBAの機能
入力データ入力、入力チェックセルに値を入力、シートのコピーOpen, IsNumeric, StrConv, Range, Columns, Rows, End, Const, InputBox, MsgBox, Dim, Long, Double, String, Select, Activate
処理集計、抽出、検索関数を使う、フィルタを設定するWorksheetFunction, AutoFilter, If Then Else, Function, Do Loop, Replace, Left, Right, Mid, Trim, Sort
出力ファイル作成、メール送信、印刷グラフ作成、保存、メール送信Chart, SaveAs, MailItem, Format, Round, Insert, ListObject, Color, Copy, Resize, Offset, Font, Border, Alignment, Close

基本的にはExcelやAccessでできることをイメージいただくと分かりやすいです。

実際の業務を分解してみて表の「Excelの操作」「VBAの機能」で該当する項目を調べてみるとVBAマクロが役立つシーンを具体的に把握できるのでぜひ実際に分解してみてください。

職種ごとのVBA活用事例の把握

総務・人事・経理職は、経費精算など日々の業務でExcelを活用するなかで、マクロを作成すると作業を効率化できます。まずは 半角全角の統一や集計・印刷など部分的な作業から自動化していきましょう。

例えば顧客情報の姓と名の間に空白を入れる・入れない、数字の全角と半角が混じっているなどの細かい表記の統一や各市区町村別 に条件を変えて住民税を計算するなど入り組んだ条件を間違えないように扱う場合など、VBAでマクロを作成すると複数の手順や判断を自動化できるので便利になります。

営業、マーケティング職の場合は、顧客情報や市場動向、売上情報などの定型的なデータ処理をVBAマクロで効率化して事務作業よりも顧客とのやりとりにもっと多くの時間を使えるようになります。

製品開発、品質管理、製造管理職では、製造や実験をするたびに蓄積されていく大量のデータを扱うためマクロが役立ちます。 いくつものセルや関数を組み合わせて計算していた数値を、大量のデータに対して一気に計算できるようにしたり、結果をまとめてグラフ化したりなどもVBAの得意分野です。

VBA資格のメリット

VBA資格を学び、資格取得するメリットをご紹介します。

スキルアップになる

Microsoftのオフィスソフトは多くの企業で使われているため、 VBAの資格を持っていれば、オフィスソフトの高度な活用スキルをもつ客観的な目安となるため 転職・就職でのアピールポイントになります。

また、VBAのプログラミングではExcelやAccessなど対象のオフィスソフトのいろいろな機能を扱うため、VBA資格を学ぶことでオフィスソフトをすみずみまで理解でき、使用スキルが向上していきます。

作業効率があがる

VBAマクロを学ぶとオフィスソフトの面倒な作業を効率化でき、 業務でも家庭内でもさまざまな場面で面倒な繰り返しや複雑な手順が必要な作業などの効率をアップできます。

VBA資格のデメリット

続いて資格にともなうデメリットをご紹介します。

初期投資が負担になる

資格の勉強にはまとまった時間を確保する必要があります。 マクロを作成できるためには、VBAの知識をテキストなどで学ぶだけでなく、実践も重要です。 慣れないうちはちょっとしたタイプミスでエラーが出たり、なかなか思うように進まず苦労するかもしれません。

VBAの資格を取得するまで 理論と実践の時間を確保し、教材代や受験料など金銭的な負担もあるため、ある程度の覚悟が必要です。

しかし、VBAのスキルを身につければ、仕事の効率アップだけでなく、多くの会社で転職・就職活動に有利なため 他に目立ったスキルがない方は、勉強してみることをおすすめします。

即戦力にはなれない

VBAエキスパート試験は、選択式問題が多いため、テキストと座学での回答を暗記するような 勉強をすると実践的な知識を得られず、実務でのいろいろな状況に合わせた応用が難しく感じるかもしれません。

得点アップだけを目指すのではなく、実際に小さなマクロを作成して使ってみるなど実践で使えるスキルを目指しましょう。

VBAエキスパートの難易度

資格難易度合格率
Excel VBA ベーシック80%
Excel VBA スタンダード59%
Access VBA ベーシック58%
Access VBA スタンダード47%

VBAエキスパート試験は、ExcelとAccessの二つのソフトにそれぞれ、ベーシックとスタンダードのレベルがあり、ベーシックよりもスタンダードのほうが難易度が高くなっています。

合格率のデータによりますと、Excel VBAベーシックは比較的難易度は低めです。

Excelよりも求められる知識や出題範囲が広いAccess VBAはベーシックでもExcel VBA スタンダードと並び6割弱の合格率となっています。

特にAccess VBA スタンダードは、実践的なマクロ作成に必要ないろいろな知識を問われるため出題範囲が広く 合格率は半分を切っています

VBAエキスパートの勉強時間

ExcelVBAベーシックAccessVBAベーシック25時間
ExcelVBAスタンダードAccessVBAスタンダード75時間

VBAエキスパートの勉強に必要な時間は、ベーシックで25時間、スタンダードで75時間ほどとなっており、ベーシックなら1日 1時間の勉強で1ヵ月弱、スタンダードですと3ヵ月ほどが必要です。

ただ、時間数はあくまで目安であり、実際にはMicrosoftのオフィスソフトを使っていなかったり、書籍や動画などの勉強法によっても変わってきます。

VBAエキスパートのおすすめ勉強方法

VBAエキスパートのおすすめの勉強方法をご紹介します。

動画で学習する

VBAエキスパートは、 ExcelやAccessのソフトを普段使っていても マクロ作成のプログラミングを扱う資格のため なじみのない概念や応用的な操作が求められるものとなっています。

動画を使った学習なら、実際に操作している模様を見ることができますから知識だけでなく操作を直感的に学べます。

操作手順だけでなく、なじみのない概念も動画では直感的に伝わりやすいので まずは動画で概要をつかんでから勉強できます。

VBAエキスパートの学習におすすめのチャンネル

 

 エクセル兄さん たてばやし淳 – YouTube は書籍も出版されている著者がVBAの基本から応用まで解説しているチャンネルです。

 ユースフル / スキルの図書館 – YouTube はExcel以外のソフトにも触れていますがVBAの基礎を解説する動画も複数視聴できます。

業務効率化のちゃんりょう【作品配布】 – YouTubeは単元毎に基礎から応用までいろいろなVBAの実践動画がアップされています。

公式の参考書で学習する

VBAエキスパート試験を勉強するには、書籍で学ぶ方法もあります。

4つの資格に対応する公式テキストが出版されており、 公式なので出題範囲にもれがなく、実際の試験と同様の問題を解いて試験に備えられます。

おすすめの書籍

VBAエキスパート試験の参考書として、まずは公式テキスト4冊が挙げられます。

 

 VBAエキスパート公式テキスト Excel VBAベーシック

• VBAエキスパート公式テキスト Excel VBAスタンダード

• VBAエキスパート公式テキスト Access VBAベーシック

 VBAエキスパート公式テキスト Access VBAスタンダード

 

他にVBAでのマクロ作成に関するおすすめの教科書は以下の4冊です。

 

Excel VBA塾【動画✕本で学ぶ! 】 ~初心者OK! 仕事をマクロで自動化する12のレッスンはマクロの基本から丁寧に解説されています。インターネットで動画を見られる環境があれば項目毎に動画も用意されています。

できる イラストで学ぶ 入社1年目からのExcel VBA (できるイラストで学ぶシリーズ)は基本の文法だけでなく、実際の記述例を交えイラストで親しみやすい構成です。

Excel VBA 脱初心者のための集中講座は、より実践的な内容で他のアプリケーションとの連携等を動画を交えて解説しています。

Excel 2019/2016/2013 マクロ/VBA (よくわかる)は中級者向けにVBAの入門からプログラミングのコード例を詳しく解説しています。

 

参考書を持っていれば隙間時間に本を開いて勉強でき、マーカーペンなどで忘れやすい箇所に印を付けられるので忙しい方にもおすすめです。

VBAエキスパートは就職・転職に役立つ?

VBAエキスパート資格の対象となっているMicrosoft Office製品は20年以上の歴史を持ち、多くの企業で導入されています。そのため、各企業には現在までの間に多数のExcelファイルやAccessで作成されたデーターベースが蓄積されています。

VBAのスキルは、普及率の高いOffice製品の機能を活用して、繰り返し処理やデータ抽出・加工・レポート作成など幅広い業務を効率化するマクロを開発できるため多くの企業、特に総務・経理・人事などのバックオフィス部門では有効なスキルとなっています。

活かせる仕事①事務職/経理職

事務職・経理職では、 事務作業で発生する細かい書式合わせやデータの加工など繰り返し発生する作業をVBAマクロにより自動化して効率化でき、 請求書など各種の計算書、稟議書などの書式類をマクロを使ってミスなく、効率的に作成できるようになります。

VBAマクロは幅広い業務をこなせるので、書類作成だけでなくデータ分析やレポート作成、情報収集や他のシステムとの連携などオフィスのさまざまな業務をシステム化していくこともできます。

単に事務作業をこなすだけでなく、業務の効率化・システム化ができるVBAマクロのスキルを客観的に証明できるのでVBAエキスパート資格は転職・就職活動でも有利になります。

活かせる仕事①プログラマー/SE職に就く

プログラマー・SE職の場合は、エンジニアとしての設計・プログラミングや他言語の経験などを持ち合わせたうえで VBAのスキルを習得していると業務上有利になります。

VBAからWindows APIの利用ができるため、オフィスソフトの機能を超える複雑な処理が求められるケースにも対応でき、他システムとの連携や通信などさまざまな業務で高度なアプリケーション開発ができます。Office製品のみで解決できないケースにはVBAとWindows開発の高度なスキルと経験が威力を発揮するでしょう。

また、多くの企業でMicrosoft Office製品が使用されているため、業務データの多くはExcelやAccessのデータベースとして蓄積されています。こうしたデータをもとに、VBAを使って定まった書式のレポートを作成する帳票作成のスキルや、業務データを基幹システムなどと連携して処理する、システム間連携のスキルはいろいろな現場で評価されるでしょう。

VBAエンジニアの年収・報酬単価相場

 

 平均年収案件数月単価
VBA約650万円2330万円~80万円

(※ 2023年1月時点)

 

VBAエンジニアの月単価相場は30万円〜80万円となっており、年収に換算すると360万円〜960万円となっています。 弊社テックリーチの高単価の案件では、Java言語やサーバーの運用経験、マネジメントスキルなども求められている傾向です。

まとめ

VBAエキスパート資格に関して、試験の概要、MOSとの違いや難易度、資格取得のメリットや学習方法、活かせる仕事などを見てきました。

VBAエキスパートは

 

•多くの企業で使用されているMicrosoft ExcelやAccessを使って業務を効率化できる

•動画チャンネルと公式テキスト・書籍で学ぶのがおすすめ

•総務・経理などのバックオフィス業務、エンジニアのスキルセットとして役立つ

資格となっています。

 

資格の勉強を通じてより詳しくMicrosoft ExcelやAccessを知り、転職・就職活動や日々の業務に活かしてみてはいかがでしょうか。

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