WEBマーケターという職種を目指している方の中には、フリーランスとして活動できるか気になる方も多いと思います。この記事では、フリーランスWEBマーケターのなり方や、求められるスキル、年収について解説していますので、是非ご覧ください。
Contents
Webマーケティングのフリーランス案件を紹介
WEBマーケティングはフリーランスであっても、会社員と大きな違いはなく、SEO対策、ネット広告の企画・運用、Google AnalyticsやGoogle Tag Managerの分析などの仕事をおこないます。ただし、会社員であれば、会社から業務命令で仕事をすることになりますが、フリーランスは、企業から業務委託で請け負うのが一般的です。
具体的な案件については、実際に掲載されている案件を確認するのが早いでしょう。以下、参考までに弊社の運用するテックリーチの案件です。
参考：WEBマーケティングの フリーランス案件・求人情報一覧（テックリーチ）
そもそもWebマーケティングとは？
ホームページ、SNS、動画などのWEBサービスを通じて、集客し、顧客に対してビジネス上の目的とするゴールへと促す戦略の策定、結果の分析、分析を受けての改善などをおこなう仕事です。具体的には、検索エンジンで上位に表示されるための施策（SEO対策）や、ディスプレイ広告、SNS広告、アフィリエイト広告などを使用した集客をおこない、Google AnalyticsやGoogle Tag Managerなどを用いて結果を分析し、例えばSEO対策であれば、現在よりも検索順位をあげるための改善をおこなったりします。また、WEBマーケティングの仕事をおこなう人のことをWEBマーケターといいます。
フリーランスのWebマーケターの年収相場
フリーランスのWEBマーケターの年収の中央値は、300万円〜400万円となっており（下図参照）、フリーランス白書2024によればフリーランス全体の年収の中央値が400万円〜600万円となっています。比較するとWEBマーケターの年収は、フリーランス全体の中では、やや年収が低い傾向にあることが伺えます。
正社員のWebマーケターの年収相場
厚生労働省のjobtagによれば、就業者のWEBマーケターの平均年収は、約630.3万円となっており、国税庁よると日本人の平均年収は約461万円となっています。会社員のWEBマーケターの平均年収は、日本人の平均年収よりも高いことが伺えます。
年収を上げるには案件単価を上げる
フリーランスのWEBマーケターは、案件ごとに請け負うのが一般的です。そのため、収入を上げるには、案件の単価を上げるのが最も効果的です。次に効果的な手段として、複数の案件を請け負う方法があげられます。ただし、この方法はより多くの時間を仕事に充てることになるため、ワークライフバランスが崩れてしまう可能性があることには注意が必要でしょう。
フリーランスのWebマーケターのなり方
フリーランスのWEBマーケターのなり方について、2通りの場合について解説します。
会社員から目指す場合
大学や専門学校から、広告代理店やWEBマーケティング会社などに入社後、集客、解析・分析、様々な広告手法などWEBマーケティングに必要なスキルを実務経験やOJTを通して身に付けていき、クライアントへの提案やコンサルをおこなえるまで成長してから、独立を目指します。それまでに出会った知り合いや顧客などから副業として個人的な依頼を受けるようになり、本業の収入を超えたころに独立をすると成功の確率が増します。
未経験から目指す場合
WEBマーケティングの仕事は、SEO対策や広告運用などスポットでいくつかに分けることができるため、各スキルを身に付けることで、スポット案件にはアサイン可能です。ただし、クライアントへの提案が必要な業務については、未経験者には難しい可能性が高いです。WEBマーケティングはクライアントのビジネスに直結する仕事のため、高いスキルとノウハウに裏打ちされた説得力のある説明が求められます。そのレベルのスキルを身に付けるには、会社員になって、実務経験を経てから、フリーランスを目指す方が結局近道かもしれません。
フリーランスのWebマーケターに必要なスキル
フリーランスのWEBマーケターに必要なスキルを解説します。
Webマーケターとしての知識・経験
最低限WEBマーケターの業務範囲を理解し、そのうえで業務を遂行するのに必要なスキル、ノウハウが必要です。その感覚は、実務経験を経ることで、身に付けていくことは可能ですが、未経験の場合は、少なくとも独学である程度までスキルを身に付け、業務内容が決まっている案件をスポットでこなしながら、少しずつ経験とノウハウを蓄えていく必要があるでしょう。
SNS運用スキル
SNS運用は、集客やブランディングにおいて重要な役割を果たしています。各SNSごとの特徴を踏まえて、クライアントに施策や広告を提案、分析、改善などをおこなっていくには、それなりの実務経験が必要です。
コミュニケーション能力
フリーランスは、業務で求められるコミュニケーション以外に、仕事を獲得するための営業力やコミュニケーション能力が必要です。専門の営業がいる企業と異なり、フリーランスは、営業に避ける時間も限られているため、リピーターを作ったり、紹介や紹介の紹介といった形に少しずつお客さんを増やしていくことが求められます。
コンサルティング能力
WEBマーケティングは、クライアントの業務に直結する提案をおこなう仕事です。クライアントには解決できないことを、WEBマーケティングのスキルを用いて解決に導くことが求められています。施策の策定時はどのような根拠でおこない、どのような結果が予想されるのか、といったことを提案し、施策後は、分析結果を説明し、また改善するにはどのようなことが必要か、ということを説明する能力が求められます。
フリーランスで働く魅力とは？
フリーランスで働く魅力について解説します。
働く時間や場所が自由
フリーランスのWEBマーケターのほとんどの仕事は、WEBで完結します。また、仕事によっては、クライアントへの報告や提案がある場合もありますが、月や週に一回などのようにある程度間隔を置き、定期的に開催するのが通常です。そうした定例会も、オンラインでおこなう場合も多く、働く時間や場所を自由に選択できるのが、魅力の一つです。
自分の頑張り次第、高収入を目指せる
フリーランスは仕事の量を自分で増やしたり減らしたりできます。より多くの案件を受注すれば、その分収入も増やせます。WEBマーケターは、WEBエンジニアなどと比較すれば、多くの案件を同時にこなすことも可能な職種のため、その恩恵を受けやすいといえます。
フリーランス案件を獲得しやすい
今は、ランサーズやクラウドワークスといったクラウドソーシングサービスや、エージェントサービスといったフリーランス向けの案件を獲得しやすい環境が整っています。そうしたサービスを利用することで、安定した案件獲得を目指すことが可能です。
まとめ
フリーランスのWEBマーケターを目指すのであれば、可能であれば、広告代理店やWEBマーケティング会社に就職し、ある程度の業務経験を経て、十分なスキルとノウハウを蓄積してから、副業などをしながら独立を目指すのが、お勧めです。もちろん、未経験者でも、フリーランス案件を獲得しやすい環境も整っていますので、目指すことは可能です。この記事を参考にフリーランスのWEBマーケターを目指してみてください。
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