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未経験からフリーランスになるには?必要な知識や手続きを詳しく解説

働き方について悩んでいて、フリーランスの働き方を検討していますか?

フリーランスは特定の企業や組織に属さず、成果物を提供して報酬を得ます。働き方・仕事内容を選べる自由さがあり、スキルがあれば普通の会社員より高収入になる可能性もあります。

一方で、経理などの事務手続きをすべて自分でおこなう必要があります。フリーランスとして仕事を始めるにはどのような知識が必要か、必要な手続きについても解説していきます。

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そもそもフリーランスの働き方とは

フリーランスの働き方にどのようなイメージを持っていますか。

フリーランスは特定の企業や組織に属さず、スキルを活かした成果物を提供して報酬を得ます。

プロジェクト(案件)ごとに業務委託としてクライアントと仕事するため、どのようなクライアントと仕事をするのか、何時間働くのか、どのような場所で働くかなど働き方・仕事内容を選べる自由さがあります。自分でスケジュールを決められるのでワークライフバランスを重視する方に向いていますし、さまざまなクライアントのプロジェクトに関われるため、新しいスキルや経験を得るにはもってこいです。また、スキルがあれば、普通の会社員より時給が高いことが多く、複数のプロジェクトを同時に受けることも可能なため高収入になる可能性もあります。

一方で案件が無ければ収入が発生しないなど、組織に属している場合と比べ安定性が低い傾向です。例えば、今月は忙しいが、先月は仕事が無かったということもあり得ます。将来の計画を立てるのが難しい場合もあるでしょう。営業力も必要であり、新しいクライアントを開拓するためにアピールを続ける必要があります。また、有給休暇や退職金などの福利厚生はなく、請求処理や経理、事務作業、保険や税金なども自分で面倒を見る必要があります。職種にもよりますが、フリーランスは一人でする仕事が多いため、孤立感を感じる場合もあります。

自由な面も大変な面もありますが、フリーランスになる人は増えています。

アメリカで実施された2021年の調査では、アメリカ人労働者全体の3人に1人が過去12ヵ月間にフリーランスとして仕事しており、前年より増加しました。日本ではまだアメリカの割合に届きませんが、今後も増えていく可能性があります。

フリーランスになるために必要な知識

フリーランスになるため、どのような知識や能力が必要とされるのか、詳しく見ていきましょう。

専門スキル

プログラミング・Web開発・編集・ライティング・グラフィックデザイン・会計、何であれあなたが選んだ専門分野で競争力のあるスキルを磨きましょう。

クライアントに対して有料でサービスを提供するには、クオリティを担保できるスキルが不可欠です。

分野によりますが、専門学校やオンラインスクール、メンターについて学ぶ、書籍や趣味のプロジェクトを実践して学ぶ、勉強して資格を取るなどさまざまな方法で専門分野のスキルを身につけられます。

競争力を維持するには、専門分野の最新動向やテクノロジーに敏感であり続けることも重要です。

営業力

企業に所属している場合は、営業の専門部署があり、仕事や契約を取るために日夜活動していることでしょう。しかしフリーランスの場合は、あなたが「営業部門」を担当する必要があります。

営業の前にまず、あなたのスキルを明確にし、どのようなサービスをクライアントに提供できるのか確認します。

提供するサービス内容が定まったら、オンラインでもオフラインでもクライアントとなりそうな企業や個人と交流する機会を積極的に作るようにします。地元のイベントや交流会に参加したり、SNSで専門分野に関する情報を発信します。ポートフォリオを作成し、どのようなサービスを提供してきたのか、一目で分かるようにしておくことも大切です。また、連絡先を入力するフォームをWebサイトに作り、初回購入時に割引を受けられるようにもできます。

職種によりますが、イラストレーターならば実際にイラストをSNSやWebサイトに投稿したり、Webエンジニアやアプリケーションエンジニアなら無料で利用できるアプリやサービスを公開して潜在的なクライアントに知ってもらうこともできます。

また、新規クライアントだけでなく、既存クライアントのリピートや紹介などで案件が発生する場合もあるため、いつでも仕事の相談を受けられるオープンな関係を持ちましょう。クライアントが何かに困ったとき、すぐ解決策を提案できればクライアントの負担を減らし、受注につながる可能性を高められるでしょう。

お金の知識

フリーランスは企業の総務・経理部門の仕事を自分でする必要があります。

スキルやサービスを提供して得た売上から必要経費を引いた所得は、課税の対象となります。納税の手続き、税金の節約に役立つ経費や控除の知識はフリーランスにとって重要です。

税金を節約できる条件や制度はいろいろありますが、自動的に割り引かれることは基本的にありません。あなたが税のルールを知り、制度を利用して初めて節税できます。また、制度が改正されることもあるため情報収集は必要です。

収支を正確に記録しておくことは重要で、フリーランスとしてどれだけ収益を上げられたか、あなた自身が振り返りをする役に立つだけでなく、所定の方法で収支を記録しておくと節約になる制度もあるため、簿記を勉強しておくと役立つでしょう。

自己管理能力

フリーランスに上司はいませんが、クライアントと約束した納期に成果物を納品できなければ問題です。

組織に所属していないため、仕事量が多すぎたり体調不良になっても、誰かに助けを求めることは難しいでしょう。あなた自身が仕事量や体調を管理し、納期を守れるよう調整する必要があります。

フリーランスになる前に準備しておくこと

フリーランスになりたい、フリーランスになると決めたならしっかり準備しておくことで自信を持ってキャリアを始められるでしょう。準備しておきたいポイントを解説します。

スキルを身に着ける

クライアントとなる企業や個人は、さまざまなサービスを必要としています。あなたがクライアントへ提供するサービスは、どのようなスキルで成り立っているでしょうか。同じようなサービスを提供している他の選択肢と比べてあなたが選んでもらえる理由は何でしょう。

クライアントが持ち合わせていないスキルを単に提供するだけでなく、他と比べて高品質だったり、迅速に納品されたり、細かな気遣いで気持ちよく取引できるなど、選ばれる理由はさまざまですが、いずれもスキルを身につけることが必須です。

あなたが企業や組織で働いているなら、サービスの中核となるスキルを身につけるとともに、将来クライアントとなってくれそうな人脈を築き、営業や経理の担当者がどのように仕事を進めているかを知っておくことはフリーランスになったとき役に立ちます。

当面の資金を用意する

貯金をして当面の生活資金に備えましょう。

フリーランスになってすぐに収入があるかは未知数です。今すぐ依頼したい、というクライアントが現れない場合、そもそも達成すべき案件がありません。また、すぐに案件を始められた場合でも、支払いが数ヵ月先となる場合も考えられます。

収入がゼロの期間に耐えられるよう、少なくとも数ヵ月間は生活できるよう手元資金を用意しておきましょう。

クレジットカードを作る

あなたが企業や組織に勤めているのなら、辞める前にローンやクレジットカードの申し込みを済ませておくことをおすすめします。辞めてからでは住宅ローンやカードの審査に通りにくくなるためです。

保険などの変更手続き

会社勤めをしている場合、通常は会社の健康保険に加入しているため、国民健康保険への切り替え手続きが必要です。一定期間内に、市町村の窓口で書類を提出しましょう。

あわせて厚生年金から国民年金への切り替えもおこないましょう。

フリーランスになった後におこなうこと

フリーランスとして仕事を始めたら、おこなっておくとよい手続きを紹介します。

開業届を出す

税務署に開業届を提出します。

開業届は青色申告をおこないたい場合は必須であり、事業用の銀行口座を開設する・クレジットカードを作る・オフィスの賃貸借契約・融資の審査で開業届の控えを提出するよう求められる場合があります。

仕事用の口座を開く

フリーランスとして得た収入・支出を管理するための銀行口座を作っておくと、プライベート用の口座と区別できるので経理作業をおこないやすくなります。

フリーランスになる準備を確実にしよう

フリーランスに必要な知識や手続きを解説してきました。

 

  • フリーランスに必要な知識は、専門分野・営業・税金や経理・自己管理の知識です。
  • フリーランスになる前に準備が必要なのは、スキル・当面の資金・カードやローン審査を済ませる・保険の切り替えなどの手続きです。
  • フリーランスになった後におこなうのは、開業届の提出・事業用の口座開設です。

 

必要な知識・スキルを身につけ、事前の準備をしっかりしたうえで、フリーランスとして揺るぎない一歩を踏み出しましょう。

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