ITエンジニアにとってのキャリアパスとは何か、よくあるキャリアパスをご紹介するとともに、キャリアパスを決定する方法についても解説していますので、ぜひご覧ください。
Contents
そもそもキャリアパスとは?
社会の中で将来自分がなりたい、目指したいゴールを設定し、そこにたどり着くための道を考えることを言います。遠い目標を思い描いているだけでは、途中で別の道へ行ってしまったり、モチベーションが続かなくなってしまうこともあるかもしれませんが、道程をしっかりと思い描き、その道を辿ることで、着実に前に進んでいる、あるいはステップアップしていくことができるようになり、またその実感を得られるようになります。このように、キャリアパスという考え方は社会的な成功をめざしていくうえで、大切な考え方となっており、企業でも社員教育として導入しています。
ITエンジニアでよく見られるキャリアパス
ITエンジニアにおけるキャリアパスは、特定の分野のスキルを積み重ねることでスペシャリストを目指すか、様々なスキルを身に付け業務範囲を広げていくか、マネジメントスキルなどを身に付け上流工程へと進んでいくか、のいずれかが一般的です。キャリアパスをしっかりと定め、スキルと実務経験を積んでいくことがポイントとなります。
スペシャリスト
特定の分野のスキル、知識に精通した人のことで、ITエンジニアにおいては目安として、高度IT人材の育成を目的に、経済産業省がITのスキルに対して定めたITスキル標準において、レベル3以上のスキルを有する者というものがあります。実際に、ITスキル標準を管理するのは、IPA(独立行政法人情報処理推進機構)となっています。IPAが主催するいくつかの試験のうちレベル3に相当するのが、応用情報技術者試験です。スペシャリストを目指す際は、この資格の取得を目指してみても良いかもしれません。
マネージャー
チームやプロジェクトをマネジメントする人のことで、ITエンジニアでは、プロジェクトマネージャー、プロジェクトリーダーなどが代表的です。キャリアパスとしては、キャリアのスタートはプログラマーなどの下流の工程から始め、経験を積みながら、より上流の工程へと辿っていくように職種を変えていく場合が多いです。
ゼネラリスト
幅広い知識やスキルを活かして、広い業務をこなす人のことで、代表的な例ではフルスタックエンジニアなどがあります。フロントエンド、バックエンド、インフラなど様々な職種のタスクをこなせる他、全体を通して見渡すことができるため重宝されます。
フリーランス
組織には属せず独立してスキルなどを売っていく働き方です。仕事や、働き方を好きなように選ぶことができるのが魅力です。高単価な案件や、たくさんの仕事をこなすことで高収入も期待できます。
エンジニアのキャリアパスの重要性について
IT業界は、実力主義な傾向があります。スキルや実務経験が重んじられ、職種ごとに求められるスキルも異なります。未経験でいきなり希望の職種につくのは難しいため、希望の職種につくために、どのような職種につき、スキルや実務経験をつんでいくか、といったキャリアパスが重要になってきます。
キャリアパス・キャリアプランを決めるときのポイント
キャリアパスといっても、すぐにはピンとこないかもしれません、以下キャリアパスを決める際の考え方を簡単に解説します。
自己分析をする
自己分析といってもそれほど難しいことではありません。やりたいこと、できること、すべきことの3つを考えます。やりたいこととは、5年後、10年後などを思い浮かべて、仕事を通じて何をしたいか、といったことを考えることです。やりたいことを考えたなら、自分のスキルや知識など今できることを考えます。最後に、やりたいことやできることから、すべきことを考えます。これらについて深く考えることで自己を客観的に見ることができるようになります。
これまでのキャリアの棚卸しをおこなう
これまでどんな仕事や経験をし、スキルやノウハウを得たのか、モチベーション向上につながったのか、といったことを具体的に洗い出す作業です。自分の経験やスキルの整理ができるため、定期的におこなうことをおすすめします。また、転職の際などに自分のアピールポイントや、エピソードと絡めた説明などもしやすくなります。
目指しているキャリアを決める
キャリアパスは、ゴールに向けてその道筋を辿っていくことです。最終的なゴールなくして、道筋を描くことはできません。上記でおこなった自己分析やキャリアの棚卸しなどから、具体的なゴールを決めます。ゴールといっても、一度決めたら、二度と変えられないというわけではありません。やりたいことや、状況が変われば、改めてゴールを決めなおしても良いでしょう。そのたびごとに、ゴールを決めることが重要なのです。
目指しているキャリアのロードマップを描く
ゴールを決めたなら、その道筋も具体的に決め、ロードマップにします。例えば、1年後までに具体的に何をして、どんなスキルを身に着けたり、実務経験をつんだりするか、といったことを書き出します。
キャリアパスや転職の相談はテックリーチがおすすめ
キャリアパスを決めることは、ITエンジニアにとって大切なことです。そのことに、転職をしようとして、初めて必要性に気が付いた、という方もいると思います。その際は、転職のこともキャリアパスのことも、その道に特化したエージェントに相談してみるのも悪くありません。
テックリーチはITエンジニアの仕事探しに特化したエージェントです。ぜひ一度相談してみてください。
まとめ
ITエンジニアのキャリアパスについて以下のことを解説してきました。
・そもそもキャリアパスとは?
・ITエンジニアでよく見られるキャリアパス
・エンジニアのキャリアパスの重要性について
・キャリアパス・キャリアプランを決めるときのポイント
・キャリアパスや転職の相談はテックリーチがおすすめ
キャリアパスの参考にしてみてください。
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