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フリーランスエンジニアに年齢制限はある?働き方や活躍し続けるポイントを解説

フリーランスとは、誰からも雇用されずに個人として仕事を受ける働き方です。インターネットに関する知識やスキルを活かして活躍するITエンジニアのなかにも、企業に所属せずに働く方たちがいます。

そんなフリーランスエンジニアの働き方、年齢層などについてまとめてみました。

フリーランスの働き方は一つではない

一口にフリーランスといっても、その働き方はさまざまです。

ランサーズ株式会社が発表した『新・フリーランス実態調査 2021年版』によると、常時雇用されているが、副業としてフリーランスの仕事をこなす副業系すきまワーカーは439万人おり、雇用形態に関係なく2社以上の企業と契約ベースで仕事をこなす複業系パラレルワーカーは373万人いるそうです。

また、特定の勤務先はないが独立したプロフェッショナルの自由業系フリーワーカーは308万人、個人事業主・法人経営者で1人で経営をしている自営業系独立オーナーは551万人おり、いずれも前年度に比べて増加傾向にあります。

出典元:【ランサーズ】新・フリーランス実態調査 2021年版

フリーランスとして活躍する人の年代は?

前述の『新・フリーランス実態調査 2021年版』によると、副業系や複業系は若年層が中心で、自営業系は50~60代が半数以上を占めています。

企業と契約を結ぶかたちで働いている方々のほうが平均年齢が若いことがわかります。

出典元:【ランサーズ】新・フリーランス実態調査 2021年版

フリーランスエンジニアに年齢制限はないが受けやすい仕事は変化する

フリーランスに定年はありません。もしも案件の受注があり、体調などが許せば年配になっても働くこと自体はできます。

しかし、下記の点から年齢を重ねることがハンデになることもあります。

独立に挑戦しやすいのは20〜30代

未経験からフリーランスエンジニアとして独立するためには、スキルを身につけることが求められます。

一般的に人間は若いときほど体力が充実しているため、20~30代のほうが知識の吸収も早く、独立に挑戦しやすいといえます。スクールへの入学や勉強会への参加といった行動も、年配の方よりも活発におこなえるでしょう。

また年齢を重ねるほど、パートナーや子どもを養う立場になりやすく、独立というリスクのある決断をしにくいことが考えられます。フリーランスをやめて再び会社員になるといった選択肢も、若い方のほうが選びやすいです。

もちろん、絶対に40代以上の独立が不可能というわけではありません。ただ困難な道のりになることを覚悟するべきです。

年齢制限のある案件も存在する

フリーランスといえどエンジニアとして働く場合は、チームワークが要求されます。IT業界は他の職種に比べて年功序列が厳しいわけではありませんが、それでも年長者に対して年下の人間が指示することに抵抗を覚える方は少なくないようです。

チームの年齢層をある程度合わせたほうがコミュニケーションがスムーズなることもあり、同じスキルであれば若いエンジニアのほうが好まれる傾向にあります。

また40代のエンジニアとなると実務経験を積んでいることも多いため、同じ年代で未経験者となると契約を結びにくくなります。

年齢を重ねると上流工程のポジションを期待されやすい

一般的に40代ともなれば、人を束ねるようなマネジメント業務を任せられるケースが増えてきます。IT業界も同じことがいえ、30代まで現場で実績を積んできた人間に、40代以降は上流工程といわれる管理業務を任せることが多いようです。

つまり年齢によっては、現場で働くフリーランスエンジニアよりも、プロジェクトのリーダーやマネージャーとしての役割を期待されがちということです。

また、プロジェクトリーダーやプロジェクトマネージャーといった管理職はチームに一人いればよいため、プログラミングに関わる現場職に比べて募集されてる案件の数も少なくなります。

加えてIT業界は経験やスキルなど実績が重視される業界のため、同じ40代であっても20代からエンジニア業務に携わってきた人材のほうが仕事を得やすくなります。

フリーランスエンジニアとして活躍し続けるには

フリーランスエンジニアには定年がありません。しかし前述のとおり、年齢を重ねるとハンデを背負うことも事実です。そこで第一線で活躍し続けるために大切なことをまとめました。

最新技術のキャッチアップを続けること

IT業界は日進月歩です。インターネットブラウザのサポート終了や、新たなハードウェアの登場なども日常茶飯事で、流行の移り変わりが早い世界です。こうした世の中の時流を逃さぬよう、常に最新技術に目を向けることをおすすめします。

例えば、これからトレンドとなるようなプログラミング言語を先んじて勉強していれば、それだけエンジニアとしての付加価値につながる可能性があります。

エンジニアの交流会に参加したり、SNSで新技術などをチェックしたりして、情報のキャッチアップを続けましょう。

業務以外の制作も試みる

与えられた仕事をこなすだけでは、学んだ技術や知識をフルに活かすことは難しくなります。案件によって異なりますが、一般的に業務で求められるスキルは、あくまで部分的なものに過ぎないからです。

そこでスキルアップをするためにおすすめなのが、業務外の制作です。自分がこれまでに学んだスキルをすべて費やすつもりで、システムを構築したり、プログラムを組んだりしてみましょう。

ときには制作がてら、新たなスキルの獲得に挑戦するのもよいアイデアです。現状を維持することも重要ですが、エンジニアとしての成長をしなければ、いずれ需要がなくなりかねないことを頭の片隅に留めておいてください。

まとめ

20~30代の方の活躍が目立つ、フリーランスエンジニア。しかし、個人の努力次第では年齢を重ねても仕事を得ることは可能です。IT業界のトレンドを押さえ、スキルアップを欠かさないことを心がけ、エンジニアとしての需要を高めれば40代以上であっても現場で働くことができるでしょう。

ぜひこれまでの情報を踏まえ、ご自身のキャリア形成に活かしてください。

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